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2026.10.21

風が涼しくなり読書に良い季節になりました。以前気になっていた読解力に関する東洋経済オンラインの記事を書き留めていたので要約して紹介します。
「なぜ現代人の読解力は低下しているのか?「ちゃんと読めない・聞けない人」が急増する”7つの要因” 」
概要
全国学力・学習状況調査(令和6年度)において、中学3年生の国語の平均正答率が低下するなど、学年が上がるにつれて読解力の伸びが鈍化しています。書籍『読解力は最強の知性である』によると、日本人の読解力が低下している背景には7つの要因が存在します。
読解力が低下している7つの要因
1. 読書量の低下
月に1冊も本を読まない人が過半数(62.6%)に達しており、文章に触れる絶対量が不足しています。
2. 会話量の低下
スマホ依存や対面機会の減少により、インプット・アウトプット双方の機会が失われています。
3. スマホの受動的使用(思考停止)
思考を必要としないアプリや自動化された利便性により、人間が言葉を使って考える機会が激減しています。
4. 認知機能の低下
ストレスやマルチタスク、テクノロジー依存により、物事を多角的に捉えて解釈する認知プロセスが衰退しています。
5. 短文・不正確なSNS文章に触れる機会の増加
スラングや背景を欠いたチャット・SNSの受動的閲覧は、大きな文脈や論理を読み解く力の向上を阻害します。
6. 世代間コミュニケーションの減少
異なる価値観や未知の語彙に触れる機会、相手に配慮して伝えるトレーニングの場が減少しています。
7. アウトプット不足
単なるシェアや受け売りではなく、得た情報を自分の頭で咀嚼し「自分の言葉」で表現・定着させる機会が不足しています。
<まとめ>
SNS上で他人の投稿を安易にシェアすることは、論理的な解釈や思考プロセスを欠いた単なる情報の受け売りにすぎず、アウトプットとは言えません。読解力を高めるためには、得た情報を思考停止で拡散するのではなく、自分の頭で意味や意図を深く咀嚼し、借り物ではない「自分の言葉」で表現することが不可欠です。
以上
正に!「自分で書きなさい。」と私自身に言われていることだと自省します。
さて、読書とキャリア教育には、「自己理解・職業理解の深化」と「社会で必要な汎用的スキルの育成」をつなぐ非常に深い関係があります。それは大きく分けて以下の4つの柱に整理できます。
■読書がキャリア教育にもたらす4つの効果
1. 視野と選択肢の拡大(自己理解・職業理解)
o 伝記やノンフィクション: さまざまな生き方・職業・価値観に触れ、「自分はどんな生き方をしたいか」「世の中にどんな仕事があるか」を学ぶきっかけになります。
2. 汎用的スキルの向上(能力形成)
o 読解力・論理的思考力: 情報を正しく理解し、整理して考える力が身につきます。
o 語彙力・表現力: 自分の考えを言葉にして伝えるコミュニケーション能力の基盤となります。
3. 想像力と他者理解(人間関係構築力)
o 物語(小説など): 登場人物の立場や感情を追体験することで、多様性を尊重する姿勢や人間関係を良好に保つ共感力(EQ)が養われます。
4. 自発的学習習慣の定着(生涯学習能力)
o 探究心: 「知りたいことを本で調べる・学ぶ」という能動的な姿勢は、変化の激しい現代社会において自立的にキャリアを形成し続ける力(主体性)につながります。
これらを一言でまとめると、
読書は「自分らしい生き方・働き方を見つけるための視野」と、「それを実現するために必要な本質的なスキル」を同時に養う強力なベースとなります。
私の例を紹介します。私が市内小中学校を訪問し授業の中で紹介している「試してみることに失敗はない」のフレーズはデイル・ドーデンの著書『仕事は楽しいかね』に出てくるものです。この一文は結構、中学生にはピタッと来る(最近的には『刺さる』?)ようで、授業後アンケートの自由記述では「試してみることには大きな勇気は必要ないんだということが分かりました。なかなか一歩を踏み出せなかったのですが、これからはどんどん進んでやってみたいと思います。」などの文章をよく見かけるようになりました。

本の中には、自分らしい生き方を支えるフレーズが散りばめられています。一生勉強のつもりでこれからも読書を続けたいと思います。
読書の秋になりました。睡眠導入にもいかがでしょうか。📚
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