日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.10.13

環境学習出前授業~日知屋東小学校4年生

 環境保全に関する5Rをご存知ですか。3Rは有名ですが、5Rとなると私も即答にとまどってしまいます。3R:Reduce(リデュース): ごみ自体を減らす、Reuse(リユース): モノを捨てずに繰り返し使う、Recycle(リサイクル): ごみを資源として再利用(再資源化)する。この3つに工夫としての、Refuse(リフューズ): ごみになるモノを断る(レジ袋をもらわない等)、Repair(リペア): 壊れたモノを修理して長く使う、の2つを加えたものが5Rになります。

 その昔は「リサイクルショップ」なる言い方で通っていましたが、現在の中古品店の多くは「リユースショップ」と明確に区別している点でも方向性を明確にしていることが分かります。

 

 

 さて、日知屋東小学校4年生では、総合的学習の時間に環境学習を行っています。先週、イオン日向の宮田恵理子様が出前授業をされましたので見学に行きました。

 

 昨年のこのブログでもイオン日向の取組については、宮田さんの授業を紹介しましたが改めて紹介したいと思います。

 イオン九州では、ゴミの削減を目指して様々な取組を行っているとのことで、繰り返し使用できる運搬用の「リターナブルコンテナ」や客が使用する「イオンマイバスケット」が顕著です。宮田さんがマイバスケットの紹介をされると、担任の先生がすかさず出して見せられ、ご自分も所有しておられたところは流石に東小4年の担任だと感服した次第です。

 

 また、イオン九州全体340店舗では、1年間のレジ袋(3~5円)の売り上げは4609万円にも上るということで、まだまだ使用しないで済むような取組をしなければならないと気合十分でした。ちなみに、この売り上げは全額店舗のある自治体(県)に寄贈されるそうです。

 イオン日向店でのマイバッグ使用率は78%ということで、県平均77%をほんの少し上回っており、日向市民の努力が見えてきます。

 

 5Rの取組の中でもリサイクルについては特に力を入れて取り組んでいるということを分かり易く伝えていただきました。イオン店舗には、ペットボトルやアルミ缶、瓶などの回収ボックスが設置してあり、日向店だけで月間、ペットボトルが500kg、牛乳パックが120kg、アルミ缶が300kg、瓶が80kg、トレーが40kgと膨大な量が回収されていることが分かりました。4年生にとって、ペットボトル500kgを想像するのは少し難しいかもしれません。というのも、4年生で体積については直方体や立方体の概念を習うのみですから、質量に換算して想像することは難しかったかもしれません。それでも宮田さんが「こんな軽い1本のペットボトルが500kgもあるから相当重いよね。」と言葉を変えて伝えられると、納得する児童も増えてきたようです。

 そのほか、生ごみから肥料を作り出し、自前の農場でその肥料を使用して野菜を生産するというリサイクルループの仕組みを作っているイオンの取組も紹介されました。名称は「イオン完結型食品リサイクルループ」というそうです。先日、孫を連れて財光寺のホームワイドに犬を見に行った際に、宮田さんが紹介されていたリサイクル堆肥を探しましたが見当たらず残念でした。また次回探したいと思います。

 

 宮田さんが大分県環境整備産業に関する施設を訪問された時の様子を紹介されました。産廃リサイクル工場では、通常は埋め立てるはずのゴミを85%リサイクルしていることや、古紙飲料容器リサイクル工場では古紙としての容器が月間50tにもなること、そして、食品リサイクル工場では、残渣(さ)を3次発酵させ、さきほど私が探せなかったと言った堆肥にする過程も紹介されました。児童は新しく知る事ばかりで興味を示し、集中力を切らすことなく必死にメモを走らせていました。

 

 「MOTTAINAI」というワードが世界へ向けて発信できている時代になっているようです。「混ぜればゴミ、分ければ資源」この言葉が納得できる1時間の授業でした。

 

 授業前に校長室にて宮田さんと色々話しました。その中で、「よのなか挑戦」に来た中学生のお話がありました。初対面時に態度が悪かったので宮田さんが厳しく注意されたそうです。すると生徒は態度を改め、最終的に3日間を無事終了することができたそうです。それは、学校を訪問し授業をした時も同じ状況が展開されたそうで、宮田さんいわく、「どの学校の生徒もきちんと叱られていないと感じました。さらに、日常の慣れあいから先生に対しても甘えていることを感じました。」とのことです。私の場合は学校の現状を知っていて先生方の裏側のご苦労を察し、そのまま通した授業をしましたが今後は改めなければならないのかもしれないと考えたところでした。こうして、「日向の大人が先生」になっていただいていることに改めて日向市のキャリア教育の広がりと、実際に携わっていただいている方々への深い感謝の念を実感した次第です。

 

 日知屋東小4年生からの質問では、「イオンは停電した時はどうするのですか?」「自家発電がありそれを使います。ただ、以前停電した時はレジが使えず、電卓で計算しましたよ。」と興味深い問答になりました。また、「リサイクルされた服はどうなりますか?」には、「ボックスで集めて外国へ出すことになります。」など、児童の学習意欲の高さが伺えました。

 

 今回は2組まで見学することはできませんでしたが、日知屋東小4年生の環境保全に対する関心の高さを知ることができて良かったと思います。一方で、小学生の学習を見学するだけではなく自らも率先して分別していかなければならないと感じました。早速、月曜朝のゴミ出しでは、プラスティック袋にくっ付いている紙切れの細かなものを取り外して分別しました。その時、脳裏に蘇った言葉が「混ぜればゴミ、分ければ資源」でした。

 

 次世代により良き地球環境を引き継ぐためにも大人が率先してゴミ問題に取り組まなければならないと新鮮な学びを得たので、こういう学習機会は何回あっても良いと感じました。

 宮田さんは日向市の子どもたちのために環境学習をいつも積極的に実施していただいております。常に新しい情報を組み込んでいただき勉強になることが多いです。本当にありがとうございました。

 

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