Hyuga City Career Education Support Center
2026.10.30
明日で10月が終わります。台風が過ぎ去り秋の深まりが一段と早くなってきました。
今日は、実りの秋に相応しい体験学習についてお知らせします。
東郷学園若竹分校については、お陰様で少しずつ理解・認知が進んできたのではないかと思います。今回、若竹分校の生徒が学年ごとに分かれて市内各所で体験学習を行いました。活動場所が分散しているので当センタースタッフは分かれて見学に行きました。私は、後で小学校の参観へ向かう関係で、美々津地区にある(株)東九のとうきゅう農園に向かいました。とうきゅう農園様には昨年度、寺迫小学校でのよのなか教室にご協力いただいた関係で今回お願いをし、若竹分校の生徒の体験活動を快く引き受けていただきました。こちらでは実際に、就労継続支援B型の事業所として働いておられる方々も多く、野菜の生産や加工品の販売などを手掛けておられる会社なので、その高いノウハウをお持ちですから安心してお願いできました。

数人の生徒たちは、ピーマンの計量の方法を学び実際に袋詰めを行いました。ピーマンはそれぞれ形と大きさが違うので指定の重さに揃えるのはなかなか難しい作業です。初めは手間取っていた生徒も慣れてくると、どれくらいの個数で適切な重量になるのかを見繕うことがスムーズにできるようになり、手ほどきをしてくださる方から褒められるまでに上達しました。計量すると袋に入れますが、販売する際に見栄えよくなるように考えてピーマンを袋詰めする作業が段々とスピードアップしていきました。

一方では、赤く熟した「赤ピーマン」を袋詰めする生徒がいます。こちらも段取りよく袋詰めができるようになりました。袋をテープで固定する器具はバッグシーラーというらしいのですが、生徒はガッチャンと下まで下ろしてテープで固定されると「オオーッ」とその仕上がりの良さに感嘆の声が上がりました。

とうきゅう農園のほかにも、道の駅とうごうやスーパーやまさ、(株)あくがれ蒸留所、スマイルホーム360の事業所の皆様にご協力をいただき、若竹分校の生徒たちが体験活動やインタビューを実施することができました。地域の皆様のご厚意で一人の児童生徒も残すことなく、社会へ出る準備としての体験活動が実施できていることに感謝申し上げます。ご理解とご協力、本当にありがとうございました。
明治から平成までに活躍した仏教詩人坂村真民(しんみん)の詩に「人間づくり」という詩があります。
どんないい種でも しっかりと土作りをし
たっぷりと肥料をやり うんと光と水とを与えてやらねば いい花は咲かない
日々の努力 念々の精進 その果てに 見事な花が咲き 見事な実が実り
真実な人間が出来あがる
花作りも 人間作りも同じだ
おいしい野菜をつくることと、花や人を育てることには共通する土台づくりがあると読み替え受け取りました。そしてその上に「育む」という日々の献身的な支えがあってこそ期待に応えて人として成長の花を咲かせてくれるということなのでしょう。
あと少しで、この生徒たちも社会に出ることになります。色々な立場の多くの方々の支援を受けながら自立していくことが求められるので、日向市はこれまで同様、温かい地域社会であって欲しいと願うばかりです。
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