日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.08.25

よのなか先生~サンシャインアカデミー 藤江さん

 本日は、昨年11月16日に日知屋東小学校6年生でよのなか先生になっていただきましたサンシャインアカデミーの藤江顕様の「4つの力」を紹介します。

 

 お仕事の詳細は11月17日にブログで紹介しましたので、お時間のある際に下部アーカイブの「11月」から読んでいただけると有難いです。

 

 まず1つ目の「人間関係形成・社会形成能力」である「かかわる力」について、「『アフリカ人だから遅れているだろう」と思うと恥ずかしい目にあいます。』と言われます。さらに、「人間で、日本人で、宮崎県民で、日向市民で、日知屋東小学生で、男子で、ゲーム好きで..」というのが「それがあなたのすべてではないよね。」と問われるとハッとします。そして、「人を見る目は真っさらに」して、「『決めつけない』ことが大事だ」と言われました。私たちが持っている所謂「偏見」というものに鋭い指摘をしていただきました。

 その指標としては、「それは、自分を見る目も同じです。『どうせ』はNGワード」と具体的に身に付けておくべき姿勢を伝えられました。

 

 2つ目の「自己理解・自己管理能力」となる「見つめる力」については、「慎重なのは悪いことではない。」を強調されます。「世界は楽しいところだけれど、危険もいっぱい。」で、「テロや食中毒」には注意しなければならないが、「しかし、それは日本でだってあるよ。」ということを改めて考える必要があり、注意しないと「交通事故やSNS炎上、詐欺、闇バイト」など、アフリカを特別視する姿勢の転換を求められます。

 

 3つ目の「課題対応能力」としての「やりぬく力」では「みんなで作る。みんなを支える。」が大切だということでした。アフリカにはことわざがあり、「早く行きたければ一人で行け、遠くに行きたければで行け」があるそうです。人間の歩みとして発展してゆくことを考えると協調力が大切になってきます。人と繋がりあうことで解決の道が拓かれると言われているのでしょう。


 

 最後の4つ目の「キャリアプランニング能力」としての「見通す力」では「世界には計画がある。君もメンバーにならないか?」と呼びかけられ、SDGSを示されました。これはさすがに子どもたちも見覚えのある図でしたが、こうして藤江さんのお話を聴いていると、アフリカを考えることで現在の日本の姿が見えてきて、ひいては自分の在り方まで丸裸にされたように感じます。真にSDGSを実行可能な目標とするには果てしない覚悟の上の営みにも思えますが、実現できそうなところから進めていく必要がありそうです。

 

 藤江さんは最後に、「今から大切にして欲しいこと」として、「今できることをやる(無我夢中で・カッコ悪くても)」「失敗していいので挑戦する(失敗の数・恥の数だけ成長します)」と話されました。アフリカという地理的には日本から遠く離れた土地で現地の方々と交流する中では、無我夢中に挑戦し続けるという姿勢が大切なのだと体験が滲み出た言葉であると受け取りました。若者には、一度きりの人生を大事にして挑戦して欲しいと心から願います。

 

 藤江さんはケニアの大都会ナイロビにJAICA職員として赴任された経験を、最新の外国事情の提供や、外から日本を俯瞰的に見る視点まで与えていただき本当にありがとうございました。その藤江さんは現在、パラオで勤務されています。第二次世界大戦の激戦地ペリリュー島のある島です。私はその大戦の本を読み、日本人の知恵と忍耐強さには驚愕の思いがしましたが、しかしそれは無謀で悲惨な歴史でもあります。現在は南海の楽園となっている島であり戦争の傷跡が残る場所でもあるので、ぜひ訪れて現地で感じてみたいと思いました。


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