日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.07.15

よのなか教室~富島中学校1年生

  先週、富島中学校にてよのなか教室が実施されました。1年生4学級が事前調査による希望を経て4つのグループに再編成されました。まず初めのよのなか先生は、多肉植物農家である髙橋友美様になります。このクラスには23名が入っています。


よのなか教室は例の通り「嘘つきクイズ」から入ります。意外にも「祖父はロシア人」という嘘にひっかかってしまう生徒もいて面白いスタートとなりました。小学校から成績が悪くて苦労したと話されましたが、それほど酷い状態でもなかったんですがねえ・・・。そして、中学では学業にとても苦労し、一念発起して親に嘆願し塾に通うことに決めたそうです。その甲斐あって段々と学力が伸びてきて、やればできると実感したそうです。この間にも生徒はとてもよくワークシートにメモをして話を聞き漏らすまいとする姿勢が感じられました。

 髙橋さんは初め看護師をしていたのですが、仕事や人間関係に悩んだ末、趣味だった多肉植物をYouTubeにアップしたところ、瞬く間に登録者数が増え、本格的にYouTuberへの道を決め、同時に多肉植物一本で進んでみようと決断されたそうです。覚悟を決めると自然と交流世界が広がり、色々な人との出会いが待っていたようです。

Q:仕事の楽しみは? A妄想で多肉の未来を考えることです。 Q:気を付けることは? A:気温が30を超えると植物の管理が難しく、特に、水を減らす量が難しいです。交配がとにかく楽しい。 と、生徒との質問にも気さくに答えてくださいました。

 

5校時の後半は次の学級を見学しました。ここには31名の生徒がいて、よのなか先生は、歌手・MC・ラジオパーソナリティである小田かな子様です。ご存知の方も多いと思いますが、生徒も興奮気味でとても反応が良かったです。そういう生徒の掴み方うまい小田さんでもありました。幼稚園の時には「歌手になる」と絵手紙を書いていたという画像を提示していただいたので、夢の実現というワードが生徒には残ったのではないでしょうか。小6の時には現在のサインの原型をすでに練習していたということでした。「今やるべきことを一生懸命にやっているとご褒美が来る」ということを大事に活動し続けていると、ある時、千昌夫さん吉幾三さんから声を掛けていただく機会を得て感激したそうです。そのような新しい出会いを大切にできたのは、の存在が大きかったことを振り返られました。


Q:歌ってください。という質問ならぬリクエストに気軽に答えられ、A十五夜恋歌を歌われました。(流石本物です) Q:お気に入りの演歌は? A:美空ひばりの歌「川の流れのように」です。と一部を歌われると、生徒も知っているのか、ミニ合唱のようになりました。

「4つの力」では特に、挨拶について想いを説明され、「一挨一拶」という禅語から来ていて、押し合いながら前に進んでいくことです、と深いお話でした。

 

続いて6校時になり、今度は30名がいる学級を見学しました。定置網漁師である髙田一人様がよのなか先生となっています。高校3年生の時、それまで行われていたサッカーの3校定期戦がなくなり、現在も続いている「紺青ウォーク」に変わったそうです。さらりと話されましたが、その当時の部員のショックは相当大きかったことと思われます。それくらい小・中とサッカーに明け暮れ、全国大会に出場するくらいの実力だったようです。ちなみに私もカンパしました。


大学卒業後、一度はIT関係の会社に就職されていたことが現在に生かされているようで、この日提示するプレゼンはビジュアルが凄く、私も教えていただきたいくらいです。宮崎県の漁業について地図や画像、グラフデータを含めて表示してもらったため、生徒は大変分かり易かったと思います。宮崎の近海カツオ一本釣り漁は、30年連続日本一となり435.6億円の収益を上げたそうで、現在カツオ一本釣り日本一の船には富中卒業生が乗っているという情報もいただきました。スマート水産業というこれからの分野として、データ化や獲りすぎない、持続可能サイクルなどの実践を紹介していただきました。

 

6校時後半は生徒が27名いる教室へ移動しました。よのなか先生は(有)天領うどん本店社長田崎澄様です。

 

  食事を提供するお店だけに「5S」は徹底しているとうことです。説明するまでもないのですが、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つのSになります。衛生管理を徹底しないといけないので気の休まることがないのではないかと察しました。店長候補というスタッフ育成やホール、レジ管理など多様な形態の従業員を育成していく苦労もお話から受け取ることができました。ファシリテーターとなっている担任の先生から「(話に集中していた生徒に)○○さん、来年の職場体験学習はこちらでやってみますか?」と聞くと生徒は「はい、やりたいです。」と目を輝かせていました。お店は、セントラルキッチンスタッフがいて、数多くの店舗で味が変わらないように一括して味を統一管理しているそうです。だからあの美味しい味がどの店舗でも味わえるのですね。また、姉妹店である「ビッグパパ」は弟さんが経営されていて「チーズケーキがおいしいですね。」と言われることが喜びにつながるようです。田崎さんは、この仕事をしていて「おいしかった。」とお客様の感想をダイレクトにいただけることが嬉しいと話されていました。

 質問の時間になりました。Q:店頭のオブジェの意味は? A:グリーンパークの現代アート彫刻展時のオブジェを引き取ったのです。 Q:うどんのメニューは? A:定番のほか季節メニューがあります。シンプルを基本としてあまり拡大しないようにしています。 Q:大変なことは? A:異物混入やクレームに気を付けています。

最後に中学生に大切にして欲しいことのお話では、とにかく挨拶ですと言われます。挨拶は人に敵意がないことを示す態度として大切なものだと力説されました。また、「LIFE  Work  Balance 」として、趣味やライフスタイルを大切にすることで仕事を長く続けられますとおっしゃいます。「田舎で暮らし、都会で遊ぶ」この視点は凄いと私はとても納得しました。さらに、日向は平均通勤時間が16分、物価は安く、自然が豊かで子育てがしやすいという大きな魅力を語られました。「4つの力」に関連して、何か起きたときは原因の把握再発防止についてしっかりと協議することが大切だとのことです。その上で、どんな仕事も人の役に立つのであって、仕事に上下はないという言葉で締めくくられました。

最後にお礼の言葉を代表生徒が前に出て話してくれました。私は後方からこの生徒の直前の動きを見ていたのですが、この生徒は講話の後半からワークシートにメモした部分の中から別の小さなメモ用紙に印象的な部分を書き込んでいました。つまり、授業と並行してお礼の言葉を作成していたということです。授業の前に予め用意していた文章ではなく、学習中に自分が吸収したことを率直に伝えたこの生徒に感心しました。

 

生徒たちは2時間枠だったので4名のよのなか先生から2名しか聞くことはできなかったのですが、いずれの先生も富島中学校の卒業生であり、現在多岐に渡って大活躍をされている先輩でもありますから、充実した2時間を送ることができたのではないかと思います。お仕事を中断して後輩たちのために駆けつけてくださり本当にありがとうございました。それぞれのよのなか先生の詳細については後日お伝えします。

コメント

コメントフォーム

不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。
適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。

お問い合わせ CONTACT

お気軽にお問い合わせください。
0982-57-3522
受付時間 8:30~17:00

  1. ホーム
  2. 日向市キャリア教育支援センター ブログ
  3. よのなか教室~富島中学校1年生