日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.07.09

よのなか教室~日向中学校2年生

 先週日向中学校2年生全クラスでよのなか教室が実施されました。当日は5、6時間目に4名の「よのなか先生」に登場していただきました。効率よく2名のよのなか先生のお話を聞けるように学年を4グループ編成としました。

 

 4名のよのなか先生は次の通りになります。(株)ケーブルメディアワイワイ 岩元明日真様(株)ベルフォート日向 中村綺乃様中村眞税理士事務所 代表 中村眞様特別養護老人ホーム永寿園 川本進也様になります。4名の皆様の詳しい学習内容につきましては後日ゆっくりお伝えしますが、本日はよのなか教室の概要をお知らせします。

 

 一人目が(株)ケーブルメディアワイワイの岩元明日真様です。企画、取材、撮影、編集まで何でもこなすオールラウンドのお仕事人です。

ご本人のプレゼンの中で私が印象的だった言葉は、「4つの力」のうちの「課題を見極め、解決の工夫をする力」に関して話されたことで、「そもそも自分に求められていることは何かを考える(上司・親・学校の先生)」という言葉です。仕事に埋没していると、目先の課題を解決しようと対処ばかりに目が向いてしまいます。それで解決した気になってしまいがちになります。しかし、この岩元さんの発言は核心を突いているのではないかと私は思います。原点に立ち返る。それがどれほど重要なことか、私はこの言葉で考えさせられました。これを中学生はどう受け止めたか表情を見たかったです。

 

 

二人目は(株)ベルフォート日向 中村綺乃様です。もともとは美容師の資格を取得され、関東で大変な活躍をされていたようです。ご家族を助けるために日向に帰って来られたとのことでした。

 

 中村さんのお話で印象的なことは、「4つの力」のうちの「相手を尊重し、社会を理解する力」の中で、「相手の良い所を見つける力」や「相手の話を最後まで聞く力」そして「相手を否定せず、別の意見を伝える力」という3つの項目に特に引きつけられました。それはこの3つはいずれも「相手」目線なのです。自分ではなく、まず相手に対して自分がどう行動するかというところが接客業のプロだと感じさせられました。よく「I(アイ)メッセージ」という言葉もありますが、相手のために自分がどうあるべきかという視点があればこそ成立する仕事であることを再認識させられます。

 

 

 

 

 三人目は中村眞税理士事務所 代表 中村眞様です。経営支援や事業承継など多岐に渡る日々の業務の中でもユーモア趣味を忘れずに頑張ることが大事であることが伝わるようなプレゼンのようでした。それはお祭りマラソン大会への参加で忙しい日々を下支えする原動力になっていることが分かります。

 

 想像の通り、税理士という国家資格は試験が大変難しく、何年も受験してやっと合格するというほどの難関だと改めて知ることができました。特徴的だったのは、「自分を正しく知りコントロールする力」に関して、「こころの通信簿」と「職人手帖」と呼ばれているものを活用しているとのことでした。詳細は後日にしますが、私は「職人手帖」が気になりました。実際の業務内容を細かく洗い出し、自分は何ができていないのかを見える化しているそうです。自分ができていないことを客観的に振り返ることは大変重要です。その障壁となっているものまで見通してこそ開ける道がある訳ですから、実際に見てみたいと思いました。

 

 

最後の四人目は特別養護老人ホーム永寿園 川本進也様です。ご出身は広島県とういうことで、幼少の頃は祖父母と同居されていたことが分かりました。語られたかどうかは分かりませんが、お爺ちゃん、お祖母ちゃんとの生活経験が将来に大きく影響することはよくあることだと感じました。

 

 川本さんが言われる「4つの力」のうちの「働く意義を知り、将来を切り拓く力」において、「誰のために働くかを考える」という言葉は、一人目の岩元さんの言葉にある「自分に求められていることは何か」に共通する自己の軸ではないかと感じました。「なぜ働くのか」では「収入のため」というのは現実的なのですが、それだけではとてもモチベーションが続きません。ですからきっと人は「他人のために働く」というのが前提としてあるはずです。その「他人」とは誰なのか。それを明確にできたときに、働く意義がより焦点化できるのではないかと、川本さんの言葉を聞いて考えたところでした。

 私も九州内を転々として今宮崎に落ち着いているように、川本さんも広島から宮崎に来られました。多くの人が同じ場所に留まっていることはなく、大河ユーコンを流れる「旅する木」なのだと、ふとそんなことも考えてしまいました。

 

 

 四人のよのなか先生につきましては後日詳しく紹介しますが、大変お忙しい中、業務を停止して学校に駆けつけてくださり、本当にありがとうございました。中学生、特に2年生の時期は、何をどう動いて良いのか途方に暮れる時期でもあります。分かっているふりをする時期でもあります。そんな中で、実際に社会人として日々奮闘されている方々から、大人になる過程や実社会での経験談を聞ける中学生は幸せです。日向中学校の2年生がこれらのよのなか先生から何を吸収できたのか、それが大変興味深いです。アンケート結果(の一部)と共に、後日お知らせしたいと思います。

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