日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.05.26

道具を工夫する

  人類について、現在のホモ・サピエンスより400万年ほど前のアウルトラロピテクスと言われる二足歩行の猿人は石器(礫石器)を使っていたことが分かっています。といっても石ころみたいなものです。また、ベンジャミン・フランクリンの名言に「人間は道具をつくる動物である」があります。これは、人間が創造力を持ち、さまざまな道具や技術を生み出してきたことを示しています。道具は私たちの生活を便利にし、仕事を効率的に進める手助けをしてくれます。

  昨日に続いてコミュニティ・スクールについて書きたいところですが、一休みでまったく別の話題で息抜きしたいと思います。

 

 人間が道具で可能性を広げるということを58日のブログで書きました。ロッククライミングでカムが取れなかったその後というお話です。


 その翌週の日曜日、性懲りもなく北方町比叡山へ向かいました。

 

 カム(キャメロット:商品名)

  岩の隙間にガッチリと入り込んで、出て来ないカムを回収道具を二人とも改良、持参してきたのです。私は長さ20cmほどの本来の回収機の先端をハンマーで潰して薄くしたのです。

下手な絵

 相方はなんと、ピアノ線を折り曲げて先端をクルッと曲げて、同じくキャメロットの黒い部分に引っ掛けて引くものを開発してきました。本当にシンプルで確実にカムを回収できると私も成功イメージを描くことができます。しかも彼の凄い所は、自宅の外で別のカムを塀の隙間に噛ませて、それをこの道具で回収するという成功の動画をインスタグラムにアップしていました。なんと一万回も再生されたそうです。宮崎市の〇ンズマンで物色し、単純明快なピアノ線に行きついたようです。恐るべし。

 

下手にもほどがある

  

難ルートに挑戦

 折角なので、難しいルートでトレーニングしてから、目的のカムの場所へ向かいました。1ピッチ登ってカムの地点まで懸垂下降で下ります。2人それぞれで懸垂下降をして下りながら、途中に張り出している邪魔な草や枝を鋸で切り落とすという、いわゆるルート整備をしました。こうやって地元のクライマーが整備することで、登りやすい岩場が保たれるのです。

 ようやく残置カムの場所に来ました。ところが、相方がピアノ線回収機で何度トライしてもカムは出てきません。隙間といっても岩は水平の隙間ではなく凹凸があるために動いてもまた引っかかるのです。

格闘

 

 次に私が自分の改良機でトライしました。まったく動きません。それではと、2つの回収機を使ってねじったりしていると3cmほど動きましたが、また奥に入り込んで動かなくなりました。その後30分ほど格闘しましたがダメでした。彼は「ここまでやってダメだったから諦めがつきました」と敗北宣言でした。

ここから動かない!

  我々は、かなり暑くなり始めた岩場から地上に降り立ちました。今日の相方は、回収の場面を動画で撮影していました。今度は2万回の再生数を記録しようとでも思ったのでしょうが、それは達成することは叶いませんでした。「人生は思った通りにならない」のです。

懸垂下降

 

 それでも人類は今後も道具を深化させ、今以上の優れものを開発していくのでしょう。AIロボットしかりです。私もファーストフード店でロボットに配膳してもらったことがあります。それをも含めて現代の道具の進化・工夫について達成した形でお話したかったのですが、単に2週連続岩場に通うクレイジークライマーのお話になってしまいました。それも人間臭さの良い面だとお許しください。

 梅雨に入りそうで、入らない微妙な季節となっています。お体をご自愛ください。

 

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