日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.05.25

コミュニティ・スクール1

 コミュニティ・スクール、いわゆる学校運営協議会制度についての研修会が先週、サンドーム日向で実施されました。市内各小中学校の管理職、学校運営協議会委員、地域コーディネーター、教育委員会などが一堂に集まりました。サンドームという会場は新鮮でしたが、「コミュニティ・スクールはどうすればよりよく機能するか」という研修テーマに私は、「まだ課題しかないのか。」と少し後ろ向きな気持ちを持ってしまいました(失礼)。というのも20年前に宮崎県で導入された頃、担当として取組を開始していたので、20年経過しても「どうすれば」と言っていることに残念な気持ちもありました。後ほど詳しく書きます。

 

 

研修当日は教育委員会による説明の後、パネルディスカッションが設定され、現場の教頭先生代表、地域コーディネーター代表、そして以前コミュニティ・スクールの立ち上げ時に携わった私の3人がパネラーになりました。意見の中では、学校運営協議会委員と学校が気軽にいつでも情報交換できる、つまり自由に学校を訪問できる関係づくりが重要であることや、地域の活性化につなげる視点が大切であることなどで、意見は一致したようです。

このディスカッションの中で申し上げたのですが、20年前に私が学校の事務局担当として整理した課題は、「年3回程度の協議会のみでは学校の経営、推進状況を把握することは難しい。」でしたが、20年後の現在もその感想を持ってしまうことに手ごわいものだと改めて感じました。さらに、学校と地域を強く気軽に結びつけることの難しさを痛感した次第です。(後の各学校での協議では、情報交換が前進している所も確認できホッとしました)

文科省は「学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子供たちを育む『地域とともにある学校づくり」を推進しています!』と言っていますが、そんな簡単なものじゃないということは参加された学校運営協議会委員やコーディネーターの皆さんが一番感じておられることと思います。

それでも希望を失ってはいけないので、研修会後半の各学校ごとに分かれた協議・演習では、「こうすれば結びつきを強化できるのではないか。」と、児童生徒の地域行事への参加や学校参観日への積極的な参加などを真剣に話し合っておられる熱い姿に希望を見いだしました。

過去の20年はリセットし、これからの20年こそコミュニティ・スクールが機能するのではないかと感じた研修会になりました。当日に各グループで話し合い記録した模造紙は、ぜひ、次の研修会でもテーブルに並べていただき、その後「どうなったか」と評価・反省をしたいものです。できなかった部分も必ず出てきます。だからこそ、「何ができない原因か。」「ではどうするか。」そうやって一歩ずつ前進します。そして年度末には、できたこととできなかったことを端的な言葉で整理して、次年度、次の役員に申し送ります。そのまま学校教職員全員にも成果と課題を共有します。そうすることで、教職員の異動や協議会委員が任期満了で交代になっても、実践は引き継がれていきます。この情報(成果と課題)の全周知ができるかに持続可能なコミュニティ・スクールの成否がかかっていると思います。

 

 コミュニティ・スクールについては次回に続きます。

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