Hyuga City Career Education Support Center
2026.06.30
本日は、よのなか教室の事前学習のため日向中学校2年生を訪問しました。日向中学校は本日一日で3時間一気に3クラスを回りました。
前回の日向中学校では「よのなか挑戦」(社会体験学習)の事前学習を行いましたが、本日は7月3日(金)に行われる「よのなか教室」の事前学習になります。生徒は「また同じ人か」と思ったかもしれませんが、前回とは内容が違うと説明すると納得したようでした。

挑戦することと、時には息抜きしながら自分をコントロールしていくこと。そういう人生の渡り方というか、自分の柱(軸)とする話で構成しました。初めに、前回の事前学習ではあまり触れなかったオーストラリアの中心部レッドセンターと呼ばれる一帯の話で少し気分を入れ替えての導入学習から始めました。
次に、私が経験してきた転校や学校の思い出話に移ると、だんだん今の生徒の時代に重なってきて、「中学や高校で転校することの重さ」は実感として受け止めてくれたのではないかと思います。私にとっては、やはり武雄市という場所は故郷のように感じられる居心地の良い街でした。ですから状況によっては「武雄出身です」と答えることもあります。(出生地ではない出身地は、自分が育ち影響を受けた場所と言われることもあるという理由からです。)

いよいよ仕事の話に入ります。以前紹介したこともあるので詳しくは書きませんが、教師としての苦労や遣り甲斐、仕事の社会的な役割について説明すると、生徒はワークシートに熱心に書き込んでくれました。話はその後、「4つの力」で核心に迫ります。今の「よのなか教室」はすべての講師に、この「4つの力」で話をまとめてもらうようにしているので、本日のトレーニングが生かされることを願います。人間関係形成・社会形成能力や自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力の4つについて、教師という仕事のフィルターを通して私が思う力を話しました。プレゼンテーションで分かり易く提示したので、生徒はポイントを掴んで鉛筆を走らせていました。書いていないんじゃないか(失礼)と思うような生徒もきちんと書いているので、いつ書いたのだろうと思うくらい、素早くメモする力があるのだと感心させられました。
過去の事前学習からの反省で、最後に見せていたムービーについては学習中に何とか組めないかと挿入することにしました。これにはいい話があるのです。「営業のプロ」が不屈の精神で道を切り拓いていく過程や、「建築担当者」が余命宣言を受けた施主のマイホーム建築について事情に深く同感し、関係者の総力を挙げて短期間で完成させる話が盛り込まれています。生徒は全員熱心にスクリーンに見入っていましたので、はやり映像(動画)の力は大きいのだと感じました。

最後は、前回と同じ帰着点になりますが、「自分の将来(仕事)」や「そのための自分の軸(柱とする生き方)」について記述してもらう展開になります。数名に発表してもらいました。「美容師になることを目指し、そのために相手の立場で考えられるようにする」や、「医療関係の仕事に就きたいので、人に優しくしていきたい」など、自分と向き合っていることが伝わってきました。
最後に、「人生は長いようで短い。自分らしい道を見つけ、すぐに試す生き方をしないと、あっという間におわります。」というメッセージと共に「どんな環境であっても成長するためには、自分がどうにかするしかない。」というサッカーワールドカップ上田綺世選手の言葉を添えました。結構ボーッとしていられる時間と言うのはないんだと後から気づくものです。話の前半で示した「世の中は、君の目標が達成されるまでじーっと待っていたりしない。試すことは簡単だが変えることは難しい。」の言葉の通りであることを生徒は今、体感することはできませんが胸に刻んでくれたら嬉しいです。

何もしない、時間を無駄に過ごすのもこの年頃の特権かもしれませんが、残念ながら世の中は待ってくれません。私も50年前の中学時代をありありと覚えていますが、あっという間に希望が少ない歳になってしまいました。同級生と飲み会をすると「俺、もっと勉強しちょけば良かった-って思うとよね。」との言葉も聞かれたという話も生徒にしました。
時代は確実に過ぎ去り変わっていきます。そしてこの中学生たちが「責任世代」と呼ばれる時代がすぐに来ます。ふるさと日向のことを思い起こしながら、次の時代を確実に作っていく大人になって欲しい思っています。
中学生という年頃の「怖いものなどない」と思っているような生徒の姿が、ある意味羨ましくも感じました。大人になっていくに従って、他人の顔色を窺ったり、すぐに反応しては傷つけるかもしれないと発言を拒んだりするようにもなります。それは一つの社会人としての成長の姿かもしれませんが、失っているものも多くあるのではないかと思います。生徒が一人でも自らの脱却を図り「試す」ことに挑んで態度を変えてくる子がいましたら、誉め言葉で返してあげていただきたいと思います。金曜日のよのなか先生から一つでも多くの収穫ができることを期待したいです。
最後に生徒が書いてくれたアンケートの一部を紹介します。「自分は挑戦を恐れることが多いから、挑戦をしないと結果が出ないという言葉がすごく頭に残りました。恐れないで、挑戦をたくさんして経験を積んでいこうと思いました。また、失敗や落ち込むことがあっても前向きに頑張っていこうと思いました。」「試してみることは簡単だけど、変えることは難しいという言葉を聞いてそうかもしれないけど頑張っていこうと思いました。」「『自分らしく生きるための4つの力』のお話が、自分をみつめなおすきっかけになりました。大人になるのはあっというまという言葉を忘れず、今を大切にしようと思います。」
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