日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.06.11

LIFT OFF

 昨日夕方は金星と木星をご覧になれたでしょうか。孫とバタバタしながらも見て撮影することができました。ちょうど知人から連絡が入ったので知らせると、「見てみます。…あれが金星と木星だったとは知りませんでした。中学生の頃、吹奏楽をやっていたので、『木星』を口ずさみながら見ることができました。ありがとうございました。」と連絡をいただき、こちらまで嬉しくなりました。2枚目の画像を拡大し確認すると、左下の木星の周辺に4つの衛星(イオ、ガニメデ、カリスト、エウロパ)を見つけ興奮しました。

 

 さて、宇宙関連のお話の続きで興味のない方には申し訳ございません。

 10日から延期になりましたH3の6号機・30(サンゼロ)形態が、明日12日(金)種子島宇宙センターから打ち上げられます。9時53分59秒という極めて細かな時刻です。天気はよさそうです。この細かな発射時刻について調べてみたのですが、細かすぎて紙面が足りないので、安定軌道の「成功確率の窓」があるらしいということに留めます。

H3ロケット6号機 JAXA

 

さて、打ち上げの方向ですが、日向の(株)矢野産業日向支店はお分かりでしょうか?日向ICの南西側の上空を向いてください。過去の例では、ちょうどその採掘場の稜線から白い煙がシュルシュルと上り、時間と共に煙が強く蛇行した曲線として上空へ伸びていくのが分かります。

 

2023年9月7日のH2Aロケット847

 

 H3ロケットは地球低軌道、静止トランスファー軌道など、さまざまな軌道に向け、多種多様な大きさ、重さの衛星を打ち上げるために、複数の機体形態を用意しています。30(サンゼロ)形態というのは、3の液体エンジンのみで固体ロケットブースターがなのでそう呼びます。あのスペースXと同じような形態になります。

 

H3の6号機30形態の何が凄いかといいますと、柔軟性(利用用途にあった価格・能力のロケットを提供)、高信頼性H2から継承した高い打ち上げ成功率)、低価格(自動車など国内の他産業の優れた民生品を活用するようにライン生産に近づけ、ロケットブースタを装着しない軽量形態)で開発を加速、スムーズにできるのが大きな特長です。

 我々庶民は、「安いといったっていくらなんだろう?」とそっちが気がかりです。約50億円と聞くと、ひぇーっと目が飛び出ますが、アメリカのスペースXが約100億円ということに比べると半額にはなる訳です。(ただし、スペースXは再利用できる)

左端が30形態

 

 そういう意味ではスペースXと同じような形態ともいえます。6号機は、実験ロケットですから実衛星は搭載せず、代わりに「性能確認用ペイロード(観測機器)」を搭載して飛行実証します。

 

20231213日ふたご座流星 北方町にて

(拡大するとよく分かりますが…厳しい)

 

アメリカ主導のアルテミス計画では、本年9月に有人月面着陸が予定されています。宇宙開発では遅れをとっている日本は昨年JAXAが、2040年代に月面で40人が滞在する本格的な基地構想というのを発表しました。ほんまかいなー(いや、まこっちゃろかい。)

私は科学好きですが、一方で伝説の「しか住まない」地球唯一の衛星に人が住んでいいものか、と離れてみるからこその美しさという風情にも一票投じたい気分もあります。

久しぶりの晴れ間で湿度の低い週末になりそうです。色々な人の働きがあって、そういう意味でたくさんの人のを乗せて宇宙へ出発するH3ロケットのLIFT OFF(発射)。

明日12日(金)午前95359秒、南の空を見届けたいと思います。

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