日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.04.28

地域で育てる

 

 先週、地域コーディネーターCo.)との情報交換会が開催されました。我がスタッフにもCo.がおりますので兼務の形での参加になりました。昨年12月にブログで紹介した内容より一歩踏み込んだ形で紹介します。

 

 とにかく熱い!これが全てを物語っているのかもしれません。順序良くお話します。

子ども家庭庁HP

 

まず、教育委員会からお話がありました。改訂された「日向市の教育」というパンフレットに関するお話でした。日向市では新たな学びとして、「自律的な学びの推進」、「居場所づくりの推」、「インクルーシブ教育の推進」の3つの重点を実現できることを目指しています。

日向市の教育

 

「自律的な学び」というのは一般にはなじみが薄いので少し補足します。文部科学省が推進する「自律的な学び」は、子供が自ら目標を設定し、学習方法や内容を選択・管理し、振り返りを行う「自己調整学習」のことになります。‥‥益々、分かりづらくなってきました。‥‥ 「自己調整学習」とは何かと言うと、自分の指向や行動を客観的に把握し認識(メタ認知)しながら学習を自ら調整し、思考や行動を修正したり次の思考や行動に繋げたりする学習を指します。‥‥さらに、迷宮入り‥‥

 簡単に言えば、勉強したことを友達に伝えたり、意見交換したりする授業のスタイルが自己調整学習になります。「自立学習」は、他者の助けを借りずに自分だけで学びを進めることで、指示がなくても調べ、考え、解決できる力を指します。 一方、「自律学習」は、学習の目標設定から計画・実行・成果の評価までを自分で管理すること。 必要に応じて環境やフィードバックを活用し、成果につなげる主体性が求められます。💡これなら少し分かり易いかもしれません。「協力して学び、必ず振り返りをする」と言えばもっと簡単かもしれません。

 さて、次に各地域のコーディネーターの皆さんからのお話です。

イメージCo.

 

日向中校区Co.からは「芋掘りや草刈りに協力してくれる人がいて助かる。」、「1年生がコマ回しに挑戦することになって鹿児島から講師を呼ぶと、年度末の参観日発表会に向けて子どもたちが秘密練習を自主的に始めるような動きが見られた。」という感動エピソードをいただきました。

 大王谷学園校区Co.からは、「小学生が宮崎市への遠足で、作成した細島岩ガキのPRパンフレットを配布した。」、「Co.が入れ替わる管理職を区長に紹介している。」などの強力な提言もありました。

 東郷学園Co.からは「お茶や米づくりなどの関りで小学生が地域に積極的に入っていること」、「中学生が地域学習から踊りの練習、祭りの企画・生産物販売という実践に繋がる学習をしていること」などを報告していただきました。

 平岩小中校区Co.からは「ミシンのお世話や凧上げの指導」や「学校林に関する調査・管理のお世話」、「中学生を含めたボランティア活動での金ヶ浜ビュー園地の整備」など多岐に渡る支援の報告がありました。

 美々津中校区Co.からは「今後の義務教育学校に関する教育委員会からの説明会あること」、「地域住民が高い関心をもっていること」など、今後学校が統合されることを中心に話題の提供がありました。

 財光寺中校区Co.からは「自分自身が民生委員をしていることが有効で、地域の実情をよく理解できているから、それが学校と地域を繋ぐ強みになっている。」と深い話がありました。

 富島中校区Co.からは、「地域の区長の協力が得られやすいので学校も助かっているようだ。」、「地域Co.は強力で、先日も美々津中校区で『よのなか先生』を探している時、校区Co.に紹介してもらって講師を探すことができた。」と、地域Co.ならではの人材発掘の話をしていただきました。

先週の金ヶ浜ビュー園地

 

 私は小学5年生までは鹿児島県で育ちました。地区では一年を通して様々な行事で溢れていました。小学5・6年生は福岡県でした。ここでは小学校区の地区対抗ソフトボール大会や夏季プール開放が思い出に残っています。中学は1年途中から佐賀県でした。この町は地区活動が盛んで、地区対抗のソフトボール大会は、なんと小学3年生から中学3年生でチームを編成するという形でした。2カ月間の練習の日々が思い出に残っています。また、祭りも地区を上げて綱引き大会に参加しました。祭りを通じて当時の皇太子ご夫妻(現上皇ご夫妻)に面会したのは良い思い出です。

 日向市も以前は、「シコレン」(市子連)という響きのもとに6月から各地区ではソフトボールの練習が始まり、8月にお倉ヶ浜運動公園で大会を行っていました。また、プール開放は暑い中、保護者として当番に当たりました。一体いつから地域活動は衰退していったのでしょう。私は上記のような過去の体験から「子どもは地域で育てる」と思っていましたし、実際に自ら子どもに背中で見せようと、財光寺五十猛神社の厄年「ひょっとこ踊り」に参加しました。その後は、地区の壮年部に入会し活動に参加しています。「価値観の多様化」と言ってしまっては、あまりにも今の子どもたちが可哀想に思えます。昔お世話になった子どもたちが今は「責任世代」として、子育てと同時にまちづくりをしていかなければならないはずなのですが厳しいでしょうか。いや、地域コーディネーターや地区の力を借りて、それぞれの地区を子ども中心の地域に復活させることは、まだ間に合うのではないかと思います。

 

 本論に戻して、地域コーディネーターに対しては活動依頼だけではなく、その方の仕事の背景についてもお話を聞く機会をつくり、地域で共に子どもを育てる議論ができるとよいのではないかと思います。学校では職員が入れ替わりますが地域の学校をずっと見てこられた方々ばかりなので、まずは地域の実情を知ることは学校にとっても有益ではないかと思います。キャリア教育支援センターも地域コーディネーターのお力をお借りしながら、共に地域の学校づくりを支援していきたいと改めて感じた情報交換会でした。

地域とともに

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