Hyuga City Career Education Support Center
2026.04.14
11日土曜は朝からテレビに釘付けでした。アルテミスII計画のオリオン宇宙船が月を周回し地球に帰還するのです。午前7時から11時までNASAのYouTubeチャンネルのライブ放送をずっと見ていました。初めは「アンパンマンがいいっ!」と抵抗していた孫も頑固ジジイには勝てないと分かったのか、観念して一緒に見ていました。
そもそも、「アルテミス」はギリシャ神話に登場する月の女神です。「オリオンは神様の放った大サソリに刺されて死んだ。だから、オリオンとさそり座は同時に天空には輝かない。」という神話は有名ですが、もう一つの話があるのは知りませんでした。「アルテミスがオリオンを好きなことを快く思わなかったアルテミスの兄アポロンは、アルテミスに嘘をついてオリオンに矢を放ち死なせてしまった。」という話です。アルテミスとオリオンには切れない関係性があるということですね。
それはともかく、このアルテミスⅡは地球から38万km離れている月を周回して約40万km離れたところ飛んでくるという大飛行の計画です。月は自転と公転が同じなので、常に同じ面を地球に向けています。ですから、地球から月の裏側を観測することはできないのです。
NASA
ISS国際宇宙ステーションは地球の上空400kmを周回軌道で飛んでいるのですから、40万kmという、新幹線でも約2か月間はかかる位置まで行ってくるのですから、大変なミッションを行っているのが分かります。
人類最遠到達記録を、1970年のアポロ13号から57年ぶりに更新したのです。この数字を聞いて一気に当時に引き戻されるのは同世代の方でしょうか。その前年、私が小学2年生の時でしたか白黒テレビでしたが、月面に着陸したアポロ11号の映像をはっきりと覚えています。その翌年、大阪万国博覧会が行われ、アメリカ館には「月の石」が展示されました。残念ながら私は、小さいのを理由に気の遠くなるような行列並ぶことを親から止められて見ることはできませんでした。
アポロ11号
今回の有人宇宙飛行の中で最も印象的だったのは、「最遠記録を更新すると、船長のワイズマン飛行士ら4人は互いに抱き合い、何度も目元を拭った。」とか、「ワイズマン飛行士は、涙ぐむ他の3人に目元を拭うための紙を渡した。」という涙の部分に魅かれました。どんなに科学が進歩しても、人間は感情を完全にコントロールすることはできず、それがロボットではない人間たる所以ではないかと思うのです。その人間的な部分と、すぐに切り替えて最遠記録に溺れず「何よりも重要なのは、これを現世代や次世代が挑戦のきっかけにして、そう遠くないうちに記録が塗り替えられることです」とジェレミー・ハンセン飛行士が語ったことで、感情と使命感が行き来している部分にホッとするのかもしれません。
4月6日のブログで庭のハナミズキが薄い黄緑色をしていると紹介しましたが、綺麗な真っ白に変わりました。早とちりを失礼します。日陰を背景に純白のドレスを纏ったダンサーのように可憐な花びらが踊っています。花びらと書きましたが、以前お知らせしたように、それは総苞(そうほう)と呼ばれる特殊な葉で、実際の花は中心に直径5mmほどの小さなものが20個ほど見えます。花びら(総苞)はこのあと地上に落下しますが、しばらくの間は色褪せずに短い一生を逞しく生きながらえます。小さな命、途方もない人類の営み、双方に生きる力、生き抜く努力を感じます。
お気軽にお問い合わせください。
0982-57-3522
受付時間 8:30~17:00