Hyuga City Career Education Support Center
2026.04.09
本日はなかなか気温が上がらず、肌寒い日となりました。そんな春の日に中学校の入学式があり、富島中学校の入学式に参列させていただきました。

入学式は厳粛な中にも温かな感じでスムーズに執り行われました。新一年生の態度も式全体を通じて好感がもてました。校長先生の「夢を追い続ける努力すること」や「人との繋がりを大切にすること」をお聞きしながら、曲解かもしれませんが、矛と盾、攻めと守りにも通じるお話かと感じました。攻め続けることの大切さと、一旦立ち止まって自分に人が付いてきているのかを振り返ることは必要だと改めて思います。
中学の新入生がそんな深掘りをする必要はありませんが、「夢には人との繋がりが必要である」「人との繋がりで夢がある」のどちらも響いたのではないでしょうか。
自分の中学一年生の頃を思い直してみると、昨日のブログの通りボーッとしていました。毎日をいかに楽しく過ごすか、それだけだったように思います。しかし、その遠いと思った未来の時間はいつの間にか、取り返せない過去のものになってしまいました。「人生は長いようで短い」まさにその通りだと感じるこの頃です。
本日の宮日新聞『くろしお』欄に、岡山県の小学5年生が算数・数学研究でテーマを「犍陀多(カンダタ)が蜘蛛の糸をつたって極楽へとたどり着くまで、どれくらいの時間がかかるのか」にしたことが紹介されていました。『蜘蛛の糸』は小学校の道徳の時間に習った方も多いのではないでしょうか。岡山の小学生は、芥川龍之介の著書『蜘蛛の糸』で犍陀多が地獄から登りきる距離を40万kmと設定し、自分で実際に登り棒を3m登って、その時間から犍陀多は127年かかると計算したそうです。なぜ距離が40万kmなのかは分かりませんが、厳しい修行の年月という時間の結論を得る辺りは、なかなか面白い発想と数学的思考だと思いました。
私は、この数値40万kmに食いついてしまいました。実は、今日のブログでは、NASAのアルテミス計画を紹介するつもりでした。今回のオリオン宇宙船が地球から月の裏側の約40万7000km離れた地点を回って、アポロ13号以来57年ぶりに記録更新となった記事です。これについてはまたほかの機会にしますが、時同じくして40万kmという距離が世間に登場するあたりは、この距離がもつ何かしら不思議な力があるのかもしれません。私の知り合いの高校地学の先生は「私は自分の車に月までの距離と同じ38万kmまで乗るのです。」とおっしゃっていたことも思い出しました。(ちなみに私の車はまだ19万kmです。あと2倍…)

3年前の月
犍陀多が一生を賭けて地獄から這い上がろうと求めた極楽は、人との繋がりを無視してはたどり着けない夢の着地点だったはずです。人類が目指す月へのアルテミス計画において宇宙飛行士が船内で感情を吐露している部分は、人類が見失ってはいけない人との繋がりを意味しているのかもしれないと一人納得しました。古来から人々の思いを乗せる月への「あくがれ」を見上げて悦に入ろうかとするも今は下弦の月で、代わりに木星の輝きに若者の夢を託せないものか。そんな想いも巡ってくる入学の日でした。
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