日向市キャリア教育支援センター ブログ

2026.03.27

介護面談

 

 昨日、休みを利用して高齢の親に関する面談(アセスメント)のために宮崎へ出向きました。ケアマネージャーの方は以前からお世話になっていてよく知っている方です。もう一人の施設看護師の方は初めてでしたが、親は以前からデイサービスでお世話になっています。

 

 初めに、在宅介護支援センターからの評価結果の報告があり、「転倒なく活動ができる」や身体機能についてなど、実に細かく見てもらって本当に有難いことです。

また、親についての課題分析結果が資料と共に提示されました。そして、それをもとにして、今後の総合的な援助の方針が打ち出されました。親は色々な病気も持っていますが、日常のサポートは近くのきょうだいが行っており、そのことについても介護支援センターの方と情報を密に共有できています。その上で、専門的なアドバイスのもとにリハビリを兼ねた運動を継続し、自立が継続できていくこと、そして通所での交流の活性化によって認知機能の進行を防止することを目標とする方針が話されました。

 また、居宅サービスの計画書も多岐に渡って細かく示されており、長期目標短期目標、サービスの内容などが聞いている私たちにも分かり易く伝えられました。

 最後に、これからのデイサービス送迎時刻の計画表が示され、認知機能が低下していく高齢者にとって、通所する日によって送迎車の到着時刻が変わるのは不便なので、一定の時刻にしていただいており大変助かります。施設のスタッフの方が送迎まで行っているということから、人手不足や体制の方針など様々なことが影響して、そういうやり繰りをされているのだと実態をよく把握できました。

 これらの評価分析を一通り見させていただき、学校における一人一人の児童の評価内容より細かいと感じました。高齢者は健康が第一の課題であり、少しの手違いが本人に大きな身体的ダメージを与えてしまうという危険があるため、大変な緊張感のもとに仕事をされているのだと、こういう細かな書類作成からも受け取ることができました。

一人の高齢者に対してこのような面談が行われているので、実際にはスタッフの方は、担当するすべての家族とこうして面談をし、困りごとニーズを吸い上げて方向性を探る仕事をされているので頭が下がります。

80歳以上では25%の人が要介護状態になると聞いています。人は老いると必ず誰かの世話になります。その現実を受け入れるのは容易ではないと思いますが、こういう介護サービスを受けることで段階的に自分の老いと、一人では生きられない現実を受け入れる準備をすることに繋がるのだと思います。

介護サービスでは高齢者一人の単なる世話だけでなく、一人の人間としての尊厳生き甲斐人生そのものを支えていただいていると感じます。ですから、世話になる本人も生きている実感を抱きながら人生を幸せに下れることになるのではないでしょうか。

 

戦国武将・斎藤道三は辞世の句で、「捨ててだに この世のほかは なきものを いづくか終(つい)の 住処(すみか)なりけむ」と残しました。あまりにも現世への無常観諦念がこめられ過ぎていて受け入れがたいのですが、では現代の高齢者の「終の棲家」はどこだろうと考えたりもします。介護職の方々が利用者一人一人の人格を尊重しながら献身的にお世話をしていただいているので、施設が終の棲家になったとしても温かい人が周りにいるという実感を持てます。過去に遡れれば斎藤道三さんに、現代はいいよと伝えたいものです。

 

 とはいうものの国全体としては私の場合のように親が介護職の方々に頼って自分の生活を成り立たせることができていますが、自分で高齢の親を介護しておられる方々も多いと思います。また、その身内すらいなくて一人で路頭に迷っている方々が多いのも現実です。国の仕組みを何とか充実したものに立て直してほしいのは山々ですが、身近な地域のこういう仕組みにも関心を寄せていかなければならないと、改めて向き合う一つの課題となっています。介護職の方々なしには私の今の仕事はできなくなるので、人口が少なくなる中でも需要の多い高齢者のためにも若者が目を向けるような働き甲斐遣り甲斐を少しでも紹介していきたいと思います。

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