Hyuga City Career Education Support Center
2026.03.24
「あなたのキャリアプランを聞かせてください」と聞かれたとき、何と答えますか?
私が教職現役中でしたら、「仕事では子どもたちが確実に成長できるような教育課程を編成し、毎時間70%力量の授業を提供していき、オフ時には自然と共存できるライフスタイルで進みたい。」とでも答えるでしょうか。
キャリアは単に、職歴・経歴のみを指さず、自分の生き方をも含めているのはご存知の通りです。しかし実際には、何ができるのか、どんな貢献ができるのかを明確にしないと、組織としても、個人で展開するにしてもビジョンがぼやける印象があります。そういった意味では、資格にしても特技にしても、まずできることが明確であることは否定できません。子どもたちで言えば、「書道何段」「テニスで優勝」「将棋何段」「英検何級」「挨拶NO1」「バク転できる」「姿勢(背筋)誰より美しい」など、資格とは限らなくても、これをやったら誰からも称賛されるものを持ち合わせていることは、自分のキャリアプランにとっても自信になります。
いきなりですが、私は相撲観戦が好きです。霧島関が優勝してほっとしました。もっぱらテレビでの観戦をしますが、相撲やサッカーの選手がセカンドキャリアに関して現役中からかなり不安に感じている選手が多いと聞いたことがあります。
サッカーの場合はキャリアサポートセンター(CSC)が充実していて、退団後のセカンドキャリアについて選手のサポートを行っているようです。一方、相撲の場合は人格が高く評価されて、ツテを頼った引退後の道筋が一般的らしく、それゆえに不安定な将来を考え入門に二の足を踏む力士志望も多いそうです。
力士の給料については考えたことはあるでしょうか?横綱でさえプロ野球の活躍選手に比べると10分の1程度になります。幕下の力士には給料はなく、手当としてアルバイトに満たない額が支給されるのみです。勿論、食費や生活費は部屋で見てもらえるので、その心配はいらないのですが、早く十両に昇進しないと道は厳しいのが相撲の世界です。
また、日本の相撲には、複数の組織があり育成の過程から違うので、キャリアをどう重ねていけばよいのかは、上記給与の部分を含めて自分のキャリアプランとしては悩むと思われます。元若乃花親方が相撲界の改革として話に出すのは、「組織の複雑さと収益に関する部屋としての在り方が難しい」ということのようです。
格式ある日本の伝統文化である大相撲に品格を求める人は多いと思いますし、私自身も古来の作法と1対1の真っ向勝負が面白いと感じている一人なので、今後もこのまま続いて欲しいと願います。しかし一方で、時代は変わり、入門する力士も自分の生き方としてのキャリアを重視する時代ですから、引退後もスムーズにセカンドキャリアを獲得してもらいたいと思います。
別の資料では、引退した力士は運送業界で重宝されるという話がありました。それは、①体力があること、②集中力と規律正しいこと、③コミュニケーション能力が高いことがその理由だそうです。なるほどと頷きますが、視点を変えれば、この3つは一般人でも鍛錬によって十分に獲得できる能力ではないかと思われます。体力は部活などで頑張ってもらって、それ以外は、いつも提示している「キャリア教育の4つの力」に含まれると見ることができます。ここでもキャリア教育の重要性を改めて確認することになりました。
本日は、資格を持った方がよいという話ではなく、自分に確たる自信をもつ意味でのキャリアプランの考え方についてお話ししました。教職ではなく今の私の立場を考えたキャリアプランはと言いますと、「孫が市内の学生になったときにキャリア形成が確実にできるよう一定の道筋を付け、自然と共生していくこと」と考えます。
お気軽にお問い合わせください。
0982-57-3522
受付時間 8:30~17:00