Hyuga City Career Education Support Center
2026.03.16
今日は中学校の卒業式でした。改めて、歌われる歌詞を読み直してみました。

RADWIMPSの『正解』
恥ずかしながら、本日の富島中学校の卒業式で3年生が想いを込めて歌っているのを聞いて初めてこの曲を知りました。
♬「僕たちが知りたかったのは いつも正解などまだ銀河にもない」
確かに、銀河の中のことですら分からないことが多いです。我々の天の川銀河のお隣250万光年の位置にあるアンドロメダ銀河は、あと40億年くらいで天の川銀河に衝突するとも言われています。しかし、それすら確率が下がってきたとも言われ、分からないことの方が多いのは事実です。
RADWIMPS の公式HPにあるSTAFF DIARYには以下のような言葉がつづられていました。
「赤い暗記シートを真剣な顔でおさえている人を見ると、自分が逃げてしまった世界に、この人は向き合っているのだなという眩しさがある。」
真面目に必死に公式を丸暗記しようともがいている同級生がいたとしても、振り返ってみると、それは本人なりに自分にまっすぐに向き合っていたカッコよさだということに、その時点では気付けない。そんなことも含まれている歌である印象を抱きました。
2曲目に『旅立ちの日に』が演奏されました。
さすがに私もこの曲は知っています。どこかの学校の先生が作った曲だということも知っていましたが、調べてみて詳細が分かりました。今から35年前、埼玉県秩父市の影森中学校の校長小嶋登先生が作詞し、音楽教諭高橋浩美先生が作曲したそうです。その校長先生が退職される時に、合唱で中学校を盛り上げた卒業生の「送る会」で、教師たちによる生徒へのサプライズプレゼントのために作ったそうです。
「自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず」とエールを送り、「飛び立とう 未来信じて」と生徒自身が決意表明を表しているようにも感じました。どの中学校にも、なかなか気持ちが伝わらない生徒に、それでも向き合い続けた先生たちがいることを知っています。教師たちも悩み、苦しみながら、それでも生徒の未来を信じてエールを送り続けています。まだまだ歌い継がれていく曲なのでしょう。
私は、本日の式の最中には目の前にずらりと着席している卒業生を見て、複雑な思いがしました。
「この子たちがこれから出てゆく社会という海はきっと荒波だろう。現在でさえ混沌とした世界になってきて、この日本がどこへ進んでいくのか予測が難しくなっている。私の『責任世代』であった時期にこそ、世の中をよくすることに力を入れなければならなかったのに、安定した日本を君たちに贈れずに申し訳ない。しかし、皆さんは『これから』の時代を生きる。まだ間に合う。まだ変えられる。自ら、自分らしい道を進んで欲しい。」
力強い指揮者の生徒と伴奏者、それに全力で応える卒業生からは、そんな前期高齢者のか弱い反省をものともしない金剛力士のような未来への矜持を受け取りました。
中学時代というのは不安、不安定が先行して当たり前の時期です。私自身を振り返っても、何をしているのかよく分からない時代だったと思います。この子たちが、将来に希望をまったく見いだせないままであれば、尾崎豊の「卒業していったい何解るというのか」と疑問を投げつけられ、それに答えられない大人になりそうです。だからこそ、私自身はもっと今の自分の役割を自覚して、子どもたちが確実に自分のキャリア発達を果たしていけるように勉強し、支援を強化しなければならないと我が身を振り返りながら中学校を後にしました。
保護者の皆様、祖父母の皆様。お子様、お孫様のご卒業を心からお祝い申し上げます。

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