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2026.03.03
3月1日(日)美々津地区のおひなさん祭りに孫と出かけました。昨年出かけたのは時期が早かったのですが、孫はひな人形がたいそう気に入った様子だったので今年もいそいそと向かいました。
あの小さな美々津地区で駐車場はどうなることかと思いましたが、岸壁に警備の方々が配置され、若干遠くなりましたがスムーズに駐車できました。そこから歩いてメイン会場に戻りました。岸壁の入口にある小さな公園がメイン会場となっています。ここでは一日を通してプログラムが組まれており、ちょうどフラダンスが始まろうとしているところでした。見るのも華やかだし、踊っている皆さんも潮風に包まれての発表でフラのリズムに会場が一体となっているようでした。この小さなメイン会場には所狭しと出店が並び、鼻の前を通過する匂いが食欲をそそります。帰りに寄ることにします。

孫の手を引き、街並みを歩きます。ひな人形が展示してある家にはピンクの幟が立っているのですぐに目に留まります。それぞれの雛人形では異なった顔やしぐさ、装飾品が見られ、巡る楽しみになります。多くの観光客の一人(二人)になって順々に回ります。大変古いお雛様、新しそうと言っても昭和ではないかと思われるもの。その一つ一つに孫も見入ります。昨年から、こういう伝統的なものを目にすると「はい、トントンして。」と言ってきたので、孫はお雛壇を見るたびにパチパチと手を合わせます。何かに対して価値あるものだと認識して合掌することは悪いことではないでしょう。神社の場合ですが、「お願い」をするのではなく、私は○〇をがんばっていきますと、「宣言」をするために参詣するものだと聞いたことがあります。確かに、万来の参詣者にお願い事をされては、神様も身が持たないのは分かる気もします。いつか孫が「なぜひな人形に手を合わせると?」と聞いてきた時には、「そんなもんだ。」で済ませ椎名誠風に切り抜けようと企んでいます。

さて、話がそれた間に、歩行は歩行者天国の端まで進んでしまい、今度はどこかで左折して次の辻に入り込もうとしましたが、孫が拒みます。なぜだろうと、遠くに目をやると猫がいたのです。よくまあ、薄暗い塀壁に上っている猫を見つけられるものだと、視力の良さに感心しながら、その猫もこちらを見ているので、お互い「動物の勘」のバチバチせめぎあいだったのでしょう。というより、あっさり孫の敗北でしょう。そうこうしていると、猫が勝ち名乗りをあげたのか姿を消したので、その方面に向かいました。
美々津地区は伝統的建造物群保存地区に指定されているので、建物全体の色合いが黒色系で統一されています。また、昔からこのような密接した地域では防火対策として、延焼防止のため路地に空き地が設けてあります。ここでは「ツキヌケ」と言うようです。また、固定した縁側は狭い通りの邪魔になるので、折り畳み式の縁台が設置され、それは「バンコ」と言われます。さらに、往時を忍ばせる廻船問屋跡など、私には歩くだけで大変興味深く、歴史的にも意味深い街並みに興味を惹かれていると、孫の手を引いていたとハッと我に返る瞬間がありました。
二番目・三番目(海から2列目・1列目)の辻にもそこここに雛飾りがあり、その都度足を止めては雛壇を鑑賞しました。雛人形の一つ一つに表情があり、それは時代を反映した顔となっているようです。場所によっては、ちりめん細工された「さげもん」や桃の花が飾ってあり、まさに桃の節句に花を添えていました。
一通り街歩きをがんばった孫はメイン会場方面に戻っていき、出店が気になります。手前にも1ブロックの出店場所があり、そこに入りました。スイーツショップの優しいお兄さんから「ハイあげる」とミニたい焼きをいただき、すぐに丸ごと口に運んだ孫は、「おいしい?」の質問に口を膨らませながら頷いていました。思わず、そのお店で団子と大福を購入となりました。孫は得なのか、まんまと乗せられるのか…いずれにしても悪いことではなく、楽しませてもらったので良いことなのでしょう。
メイン会場を立ち去る前に、先日美々津小よのなか教室でお世話になった金丸さんが実行委員をされていたので、ご挨拶をして会場を去りました。駐車したのは海が近い側だったので、車のすぐ後ろの階段を登ると堤防の最上段に出ました。少し風があるのですが、孫の視線からでも目の前のライムグリーンの耳川と右側に白波を輝かせる紺碧の海が見え、「ミュミー」と喜んでいました。(これは「海」なのです。)潮風に吹かれながら、別に手に入れたドーナツを頬張り、暫し、冬去りゆき春の日光を浴びる「爺散歩」の午前を満喫しました。
孫は男の子なのですが雛飾り巡りは、可愛いものは可愛いと思えるのは美的センスの向上にとっても、日本伝統文化の継承の意味でも良いことだと思います。改めて、日本各地のこういう季節伝統文化は引き継がれて欲しいと願います。運営の皆様楽しい一日をありがとうございました。
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