Hyuga City Career Education Support Center
2026.02.20
「子どもには自分らしく生きて欲しい」それはすべての親が我が子へ望むものではいかと思います。
初めに代表発表がありました。日向市(私)と小林市、川南町の発表になります。私は、現在日向市で力を入れている「よのなか教室」の事前学習について主に報告しました。このブログを通して保護者の皆さんにも一定数は浸透しているのではないかと期待をしているのですが、学校に招待する「よのなか先生」の単発学習だけでは、児童生徒への学習の焦点化が不十分との認識から、より強化した「よのなか先生」前の学習としています。話に登場する大切なキーワードの聞き取り方、読み取り方を学び、本番当日に日向市の仕事人である「よのなか先生」の話から、今後の自分の成長に確たる方向性を見出すために実施しております。事前学習では、私の教職への道、その中での試行錯誤も紹介します。後半では、日向で働く方のエピソードを活用してプリントから同じように仕事上の苦労ややりがい、仕事の社会的役割などを読み取る学習も行います。そして次回本番の「よのなか先生」を迎える訳ですから、子どもたちは3回仕事人の生き方を学ぶことにもなるので、「一粒で三度おいしい」学習が充実できるのではないかと自負しています。事前学習を行うことで、本番の講師の方も、児童生徒が話を焦点化して捉えてくれる効果を感じていただけるのではないかと思います。
さて発表に戻ります。2番手小林市の発表です。ここは大変先進的な取組をしていて講演会の企画や中1での職業調査、中2の職場体験学習が充実しているようです。各校で実施する講演会の講師が層々たる面々で、なぜそのような講師を呼べるのか質問があり、答えは、市内事業所による協賛金でした。日向市でもこうした取組ができれば予算確保が重要になると思いました。
また、キャリア教育の日という設定も面白いと思います。一日をキャリア教育の日と設定し、多くの講師により講話を授業化します。それで先生たちの授業負担を減らすというねらいも裏側には含まれていました。難しい面もありますが、市民と学校の理解、協力は不可欠だと感じました。
最後に川南町の発表です。キャリア教育の現状としては、座学やフィールドワークを行い、地域住民への情報発信を熱心に行っているとのことでした。後の分科会でも出されたのですが、学校というところは敷居が高く、一般の人はなかなか入ることを躊躇するようです。そこで、推進員の中の元教員が入ることで、学校からの要望が聞き出し易くなるという実態も報告されました。
後半の分科会では、その他の地区の取組が報告され、特に印象に残ったのが、高鍋町や延岡市で実施されている「ひなた場」です。「語り場」という、中高生たちがそれぞれ一人の講師に自分のそれまでの人生を1対1で語る、その宮崎版が「ひなた場」です。この実施には、学校とキャリア教育支援センターと市内事業所の理解と協力無しには実施することができません。先月末、延岡市旭中の「ひなた場」を参観しましたが、ブログに報告した通り、中学生が初めて出会う大人に自分のこれまでの生き方を語り、そこには深い対話が生まれ、生徒の自信や安心につながっていると感じました。今後地域が拡大していきそうで、日向市も将来取り組みたいと考えたところです。
日向市のどの学校も様々な形で「子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育」に取り組んでいます。今後は「三段階のよのなか教室」を一層推進するために、当センターからのアプローチは大切になると思っています。これを読んでくださっている市民の皆さんや学校関係者の方々が、事前学習から入る「『一粒で三度おいしいよのなか教室』はなかなかいいみたいよ。」と各地域、各校で話題を広めていっていただけると幸いです。その上で「日向の大人はみな子供たちの先生」がただのキャッチフレーズに終わらないためにも、市のすべての大人の皆さんが子どもたちの将来を支え続けていただきたいです。各学校の取組がさらに一歩高みへ向かうような方策をいろいろと工夫、改善しながら提供していきますので、市民の皆様の「キャリア教育って大事だよね」という声を広げてくださるようお願いいたします。それは延いては、将来の職業選択やセカンドキャリアを考える際に、日向で働くことを志向する可能性にも影響すると思っています。
今回の出張で、他市町村の取組にはそれぞれ特徴があり、そのどれも児童生徒の未来を強く、そして意義あるものとして捉え、周りの大人が必死になって育てようと力をいれていることが伝わってきました。日向市でも一層、「自分らしい生き方の実現」を育むキャリア教育に力を入れたいと気持ち新たに帰ってきました。今後も、「キャリア教育は大事だ」との声を広げていただき、ご協力をお願いしたいと思います。啓発のお願いばかりでなく、当センターからも事業所研修や学校での家庭教育学級での研修など、ご要望があれば出向きますので、ご活用ください。
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