Hyuga City Career Education Support Center
2026.08.21
本題に入る前に、火曜日のブログ内山さん特集の日、タイムリーに夜UMKテレビにてご本人登場の『BLUEで一品!』が放送されました。ご覧になりましたか。見逃した、という方のために、動画コンテンツの配信先を以下にお知らせします。https://www.umk.co.jp/blue/-20260818.html
さて、本題に入ります。財光寺中学校3年生がフィールドワークに取り組んでいるという話題です。財中3年生では総合的な学習の時間の中で、「未来へつなぐ~ふるさと日向・宮崎」というテーマで学習を進めております。この学習の目標が「日向市の魅力を発見し、PR動画として発信する活動を通して、郷土の誇りと愛着を深めることができる生徒の育成」であり、生徒の具体的なアウトプットの場としてフォーカスしている活動になります。

情報の収集から始まり、構成メンバーを決め、各班の計画で取材交渉を行い、実際に取材して映像に残すという活動になります。日向のスポーツの特色としてサーフィンを取り上げたり、観光地として大御神社や石並川、祭りでは五十猛神社大祭やひょっとこ夏祭りなど、歴史として美々津の歴史、牧水生誕の地など、企業・職業としては(有)天領うどん、東郷メディキット(株)など、ふるさと納税のカテゴリーではへべす農家や日向夏ドレッシングなどと、多岐に渡って各クラスがグループごとに取材する活動になります。
本年4月からの取組ですが、3年生ということもあり秋以降の受験モード切替から逆算すれば、夏休みまでが勝負となります。カメラ(タブレット)を持ち込んで担当の先生と現場を訪れ、役割分担により監督、助監督、カメラマン、インタビュワーなどに分かれ、リハーサルを繰り返して本番に入るという丁寧な取材を進めていました。学校からの相談を受け、当センターが事業所をいくつか紹介した流れもあり、先日いくつかの事業所でのフィールドワークを見学させてもらいました。

国道10号線平岩のお倉ケ浜入口付近にあるサーフショップSUNRISEでは、オーナーの伊久良城二さんが快く対応していただきました。7月21日のブログで紹介したよのなか先生でもあります。朝早くからでしたが、伊久良さんと生徒や担当の先生との確認を終えて撮影に入りました。店外にある白亜のOceanSideというコンテナホテル側から枕木が組まれたステップを歩いて店内に入るシーンの撮影という演出もバッチリです。店内の伊久良さんへの質問では「どんなところがサーフィンの魅力ですか?」「お客さんにどのように喜ばれていますか?」と日向が誇るスポーツへの関心が高まるような内容で構成されていたようです。仕上がりが楽しみです。

また後日、今度は日向未来ラボにてフィールドワークを行うということで現地へ出向きました。富島高校の近くにあり、中小企業の振興や人材育成を提供する事業所になります。

すでに島原俊英理事長や田内孝司センター長などのスタッフとの打ち合わせは終わっており、撮影に入るところでした。入り口前の通りから入るシーンの撮影や事務所内でインタビューする場面などを細かいカットで撮り、こちらも順調に撮影は進んでいきました。「こちらではどのようなお仕事をされていますか?」「どんなところに仕事の遣り甲斐を感じますか?」など細かなところまで取材をしているようでした。また、スタッフの方々も気軽に注文に応じておられ、和やかな雰囲気で取材は終わりました。

その翌日には冒頭で紹介した(株)内山建設での取材もあったようですし、各事業所での取材活動も行われたと聞いております。
一般的に中学3年生になると1学期でほぼ部活動も終了し、さも受験一色に変わるざるを得ないような状況になりますが、実際の学生生活としてはそんなに急に変化できるものではありません。事実我々がそうでした。また、最近では気象状況の変化から行事の見直しがどの学校でも必要になっています。時期を早めたり遅らせたり、或いは削減したりしているので、学生が教科や総合などで学んだ力を実際場面で発揮する場が縮小されているのが現実です。ですから、中学3年生の1学期後半と2学期前半へ向けてのこの時期に何かしらの「仕掛け」をすることには意味ある活動になると思われます。
勿論、中学生が作成する動画ですから色々と不備はあるかもしれませんが、そこへ向かって自分たちで計画、交渉、取材、編集するという膨大な時間のかけ方が重要なのであり、コスパ、タイパが主流の時代に時間をかけて1つのたった5分程度のものを創り上げるという労働の中で得られる達成感は必ず一人一人のキャリアとして蓄積できるものになるでしょう。また、そこへ向けて地域の大人が真剣に付き合うこの日向の大らかな地域の教育力は何物にも代えがたい底力ではないかと思います。日向の大人は大きく羽ばたこうとする若者を応援する集団であり、「日向の大人はみな子供たちの先生」なのです。日向の良さをアピールはしても、決して日向に残れよ、とは言わない大きな度量のある街なのです。それが私たち日向人の自慢です。ここで育てられた子どもたちは決して日向のことを忘れませんし、いつか必ず日向を応援してくれるでしょう。
2026.08.18
本日は、懐かしい寒さの時期2月6日に富高小学校で行われましたよのなか教室での講師をご紹介します。
当時のブログには掲載しておりますが、今日は講師の目指す「4つの力」をお知らせします。

(株)内山建設の内山雅仁様になります。私が毎朝通勤時間帯に、全社員でラジオ体操をしておられる風景を見て元気をいただいております。
内山さんは、中学受験に失敗したことが第一の大きな挫折だったと振り返られました。またその後、中学での野球部生活がうまくいかず、レギュラーの座をがっちりと固めることができなかったことも大きな試練だったようです。

現会社に入社してからは、建設業に邁進されると共に、ヘベす事業でも全国一に輝くこととなりました。そんな内山さんが掲げるキャリア教育の目標である基礎的・汎用的能力の「4つの力」は以下のようになります。

1つ目の「(かかわる力)相手を尊重し社会を理解する力」では、「相手の立場に立ってものを考えること」を挙げられました。人と人が関係性を成立させるためには、相手を意識しないと成り立ちません。さらに、自分の立場の主張のみではコミュニケーションは成立しないので、相手の立場で考えるということは大変重要なポイントになり。これは小学生にもスーッと入っていったことと思われます。
2つ目の「(見つめる力)自分を正しく知りコントロールする力」では、「常に自分を客観的な立場(他人目線の立場)で見てみる」ことだそうです。自分を管理するのは結局自分しかいないという当たり前の事実を直視することで客観性が保たれると言われました。

3つ目の「(やりぬく力)課題を見きわめ解決の工夫をする力」では、「小さいことをおろそかにしないこと」「継続すること」の2つを挙げられました。建設業というインフラに重要な役割をもつお仕事では、公共性の高さゆえに安全にかかわる精密さが求められるので、どんな小さいことにも油断しないという姿勢は重要な位置を占めると予想できます。

4つ目の「(見通す力)働く意義を知り、将来を切り拓く力」では、「自分が命をこの世に受けた意味を考える」ことから始めると、それがそのまま働く意義にまでつながるという示唆を与えられました。その事例として、松下幸之助氏の「万物は日に新たであり、生成発展は自然の理法である」や稲森和夫氏の「宇宙には森羅万象あらゆるものを生成発展させ、成長させようとする意識が働いている」と、少し小学生に難しいですが、自己の存在意義を改めて見つめ直すことは、小学6年生になればできるので意味ある機会になったことでしょう。
そして最後に内山さんが6年生へ「大切にして欲しいこと」というメッセージを「小さいことを大切にする」としてまとめられました。これは、小さいことをしっかりできない人に大きな仕事は任せられないし、またできない、という意味だと補足されました。まさにその通りだと思いますし、私も襟を正したいと思います。

建設業と農業を並行して営まれている内山さんなりの経営哲学をお聞きする機会になりました。アントレプレナーシップ(起業理念)が叫ばれている今日に、早くからこういうお話を聴くことができる子どもたちは幸せだと思います。内山さん、本当にありがとうございました。
なんとタイムリーなことに、UMK放送の夜7時に「Blueで一品」のコーナーがあり、それに内山さんが出演されるという話をCMで見ました。よろしければぜひどうぞ。
2026.08.17
お盆の期間中お休みをいただいておりました。お変わりありませんか?
熊本のその後を心配をしておりましたら、今度は千葉で豪雨災害が発生してしまいました。豪雨はみるみる間に家を破壊してしまいます。かろうじて家が残ったとしても、過去の事例からその内部の惨状はあまりにもひどい光景になってしまいます。心よりお見舞い申し上げます。
色々なことがあったお盆を挟んで、先月の日向中学校でのよのなか先生のラストを紹介します。(株)ベルフォート日向の中村綺乃様です。
中村さんは幼少の頃からクラエシックバレエを習っておられ、数々のタイトルを手にされた方です。通りで、お会いした時、背筋がピンと伸びておられました。思わず私も背筋を伸ばしました。

中村さんは高校卒業後は関東で美容学校に進まれ、そのまま就職をしたそうです。華やかな美容の世界でご自分の腕を磨かれ活躍をされていたようです。そんな矢先に肝心の手の荒れがひどくなり、遂にドクターストップがかかってしまったそうです。手を使うお仕事だけに、その時の絶望感は想像してあまりあります。それから何とか回復していき、最年少で現場の責任者まで上り詰められました。

しかし、現在のホテルからオファーがかかり、地元にUターンする決意をされたそうです。

そんな中村さんが生徒へ送る「4つの力」は以下のようになります。
1つ目「相手を尊重し社会を理解する力」は「相手の良い所を見つける」「相手の話を最後まで聞く」「相手を否定せず、別の意見も伝える」の3つになります。なるほど、お話をしていても自分のことは先に語らず、必ず相手から話をさせられているのはこういう信念があるからだと納得しました。

2つ目の「自分を正しく知りコントロールする力」では、「言葉を選ぶ」「自分がすべき事を忘れず把握する」「優先順位を考える」になります。私が中村さんの職場を失礼ながらアポイントなしで訪問した際にも、すぐに出て来て対応していただきました。これが「優先順位」ということになります。
3つ目の「課題を見きわめ解決の工夫をする力」では、「まず目指すゴールは何かを考え忘れない」「なぜ上手くいかないのかという原因を考える」「課題を解決するための方法をたくさん考え、どの方法が一番良いのかを考える」ことだそうです。日々のホテル業務は、まったくの初対面の方や外国の客と対峙することになりますから、リハーサルなしになります。そんな初対面の方との間には多くの課題があると思いますが、瞬時の判断で解決するためにこのような原因と方法への対応に全集中されていることが分かりました。

最後の4つ目の「働く意義を知り将来を切り拓く力」では、「人間としてレベルアップして働く」「周りの人たちから『良い所』をたくさん吸収して、人間として最強になる」「ロールモデルをつくる=あの人みたいにキラキラしたい」ということだそうです。この最後のキャリアプランニングに関する力では、それまでの3つの力より一段と力が入っていることが伺えました。将来を見通し、自分をどこまでも高めていこうとする中村さんの向上心が光った言葉でした。
その中村さんが2年生の皆さんへ送る「大切にして欲しいこと」は、「憧れの人をつくる」「相手の良い所はどこか見つけ出す」「良い所を真似してみる」になります。分かり易く、すぐにでも実践できそうですから生徒に響いたことでしょう。それは授業後の生徒のアンケートによく表れています。「お話を聞いて将来のことがより一層身近に感じることができましたこれからは聞いたお話を意識して生活していきたいです。」「自分のいいところを活かした仕事をしたり、人の悪いところだけ見るのではなくいいところを見たりすることが大切だと分かりました。」「目を見て話してくれたのでとても嬉しかったです。」
よのなか教室当日の天候は読めません。天候によってはホテル業は実に多くの課題に対応しなくてはならなくなると思います。そんな予期せぬ事態があっても当日は中学生のために時間を割いて2コマの学習を受け持っていただきました。生徒の心に何かしらの光が灯ったのではないかと思います。生徒はそれを自分の軸として歩んでいくことになるでしょう。本当にありがとうございました。
2026.08.07
同じく日向中学校でよのなか先生をお引き受けいただいた(株)ケーブルメディアワイワイの岩元明日真様を紹介します。
テレビ局社員のお父様の家庭に生まれたということが、岩元さんに大きな影響を与えてきたのかもしれません。中学生の頃にはすでにYouTubeに投稿されていたそうですから、すでにその道を意識されていたようです。大学生の頃にはテレビ局でアルバイトをされていますから、現在のお仕事へ直接的に繋がったことがお話から分かりました。

すでに皆さんのご家庭で視聴されているかもしれませんが、ケーブルテレビワイワイの放送は、県北2市6町で展開されています。民放局が少ない本県にとっては貴重な情報源となります。
番組づくりは、大まかに「取材」「編集」「収録」という過程を経るそうです。時にはそのすべてを一人で担当することもあるとのことで、大変な労力をかけて私たちに番組を届けていただいていることが分かります。

岩元さんは、仕事で難しかったこととして、「構成を考えながら原稿を書くこと」を挙げられました。それは国語が苦手だったことが大きいそうです。ですから、生徒の皆さんには「誰にでも伝わる簡素な原稿を書ける」という力を身に付けて欲しいと話されました。
そんな岩元さんが、「4つの力」で出されたことを以下に紹介します。
一つ目の「相手を尊重し、社会を理解する力」では「感情で動かないようにしている」「自分の状況だけでなく、相手の考えや立場を考える」ことだそうです。感情で動いて得をすることはないと言われるとおり、それは中学生とて経験しているのではないかと思われます。

二つ目の「自分を正しく知り、コントロールする力」では、「視野を広く、良い意味で『冷めた目線』をもつ」「世渡り上手になる!」とのことです。客観的で視野が偏った放送にならないようにする必要があるでしょうし、公共性の高いメディアであればこそ、世の中の評価というのは、仕事をする上での指標となります。気にするというより意識するということの方が近いでしょう。

三つ目の「課題を見極め、解決の工夫をする力」として「そもそも自分に求められていることは何かを考える」「なぜ?を何回か繰り返すと本質にたどり着く」の二点を取り上げられました。仕事においては上司、家庭では親、学校からは先生などから、その時点で自分に求められているものは何かをはっきりとさせることが自分の現在位置を明確にすることにつながるものだと思います。「本質に迫る」これはどんな状況でも必要なことだと私も我が身を振り返ります。

四つ目の「働く意義を知り、将来を切り拓く力」については、「将来を後悔しないような選択をできるようにする」「他の人に流されずに自分に合った道を考える」と言われます。人生は「選択」の繰り返し。だからこそ、後悔しない選択をすべきだし、若いうちには選択肢を減らさないようにしないと道幅が狭まってしまいます。そういうことを意識しておくことは大切なことで同感です。
最後に、岩元さんが生徒に訴える「大切にして欲しいこと」は、「とりあえず視野を広く」「自分を客観的に見る」「心に余裕をもてるように」の三点です。公平・公正な放送を心がけるためにもこれらのことはとても大切なように感じます。そしてそのまま中立の立ち位置で仕事を前に進めるという点で重要な要素ではないかと思いました。
岩元さん、日々の多岐に渡る業務の中で、生徒たちに身近でありながら知らないその裏側の世界を丁寧にお伝えいただき本当にありがとうございました。放送を視聴した際には、その裏側でのお仕事を想像したいと思います。
2026.08.04
本日は7月3日に日向中学校でよのなか先生をしてくださった特別養護老人ホーム永寿園の川本進也様を紹介します。
川本さんは幼少の頃、広島県に引っ越しをされ祖父母と同居されたことが現在の福祉を目指す要因として大きかったと話されました。祖父母から孫へ伝える想いは昔も今も同じだと我が身を振り返ってそう思います。

さて、その通りの道へ進むことになった川本さんですが、大学での介護実習を経て、縁あって日向の永寿園に就職することになったようです。

特別養護老人ホーム永寿園は、昭和53年に開設されたということです。現在は約80名の方が入所されていて、園では、デイサービスや介護支援など多岐に渡って活動をされています。

川本さんの説明にあった「三大介護」ですが、改めて問われると少し考えてしまいます。「食事介助」「入浴介助」「排泄介助」だそうです。このどれも介助なくしては入所者は自立できませんし、健やかに生きていくためには欠かせない介護の中心になるといえます。高齢者など体力的に課題を抱える方々への福祉事業は日本の大きな課題です。ここに立ち向かっておられる川本さんの言葉には一つ一つに説得力をもって聞こえます。

その川本さんの介護に対するやりがいは、「感謝の言葉」を得られることと、「成長を実感できる」ことだそうです。先週私が個人的に訪れた日向市社会福祉協議会内の壁に掲げてあった言葉が印象的でした。認知症高齢者に対するサポートする側の考え方について書かれていたのです。認知症者は「何もできないのではなく・・・できることがたくさんある」「してあげるのではなく・・・自分で決めさせる」など、対比して書かれていました。危ないからしてあげようと手を出そうとしますが、本人ができそうならさせてみて見守ることが大事だと気付かされます。本人が「何もできない」と感じることが一番寂しいということに気付く必要があります。まさに「成長を実感できる」のは、サポートする側にもお世話になる側にとっても必要な人間性そのものなのですね。

川本さんが考える「4つの力」については以下のような説明をされました。
一つ目の「相手を尊重し、社会を理解する力」では、「(入所者であっても)敬語を使うこと」「相手の話を最後まで聞くこと、共感すること」「感情をコントロールすること」の三つになります。親し気に柔らかい対応としての「友達言葉」もそれなりに意味はあるとは思いますが、川本さんの信念として入所者を年長者と捉えて尊敬しながら接するという姿勢にご本人の明確な「軸」を感じました。
二つ目の「自分を正しく知り、コントロールする力」については、「ストレスをためないように息抜きをする」「無理をしない」「自分の性格を理解する」という三点を挙げられました。最後の「自分の性格の理解」については、入所者への対応に直結するだけに、相手の言動で自分が振り回されるようなことになってはいけないという自己コントロールの方法だと受け取りました。このように冷静に対応してくださる方がいてこそ高齢者を安心して預けることができるので大変有難いことです。

三つ目の「課題を見きわめ、解決の工夫をする力」については、「失敗を次に活かす」「すぐに諦めない」「多職種共同」と語られました。最後の「多職種共同」については、同じ永寿園の中でも介護福祉士や栄養士、そのほか沢山の資格を持つ方々で成り立っている養護施設になるため、それぞれの分野の専門家が共同して一人一人のサポートに当たることが重要だということでした。
四つ目の「働く意義を知り、将来を切り拓く力」については、「誰のために働くかを考える」「相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝える」「自分の能力を磨くこと。それを続けること」と話されました。この三つはどれも大切であり、どれも身に付けるのは難しいですが、そこへ向かって進まないことには自分の理想とする福祉の仕事へたどり着けないということなのだと思います。また、これらはすべてどの職業であっても必要な力であり、生徒は自分事として捉えられたのではないでしょうか。
最後に川本さんは、「自分の周りの人に感謝の気持ちを大切にして欲しい」「苦手なことがあってもやってみる」「前向きな気持ちをもって欲しい」と、日向中学校2年生へメッセージを送られました。迷ったらやってみるこれが若者の特権です。間違っていると思ったらやり直せばよいのです。それを失敗と捉えず、少しの不都合だったと捉えて、また前へ進む。そういうことを若者に期待したい思いは川本さんと同じです。
川本さんは今回の講話のまとめとして、「高齢者の笑顔が介護の仕事の魅力」であり「やりたいこと、興味があることに挑戦して欲しい」と締めくくられました。介護の仕事の魅力をたくさん話していただいた日向中学2年生から一人でも福祉に興味をもってくれる生徒が出ることを願います。また、そのような直接的な職業の担い手という狙いではなく、自分で道を切り拓いた場所で「誰のために働くか」を自分自身に問いながら成長できる人生を送って欲しいという川本さんの大きな期待に応えられるようになることを願います。
川本さん、大変お忙しく日々入所者の健康管理に細心の注意を払いながらのお仕事の中で中学生への講話を実施していただき本当にありがとうございました。
2026.08.03
先週は美々津中学校と大王谷学園初等部の職員研修に参加しました。
美々津中学校では「キャリア教育の基本とファシリテーション」というテーマで、前の週の日向中学校での研修テーマと同じなので大まかな内容は省略します。ただ、他校研修で、卒業生の離職と学校とのかかわりについて丁寧な説明が必要だと感じたので追加しました。
これまでのキャリア教育では、「働くこと」の現実や必要な資質・能力の育成につなげていく指導が不十分という指摘が各方面からあります。そこを強化すべく、今後のキャリア教育では、夢だけではなく働くことの厳しさも教え、さらに、誰かの役に立つことの尊さや失敗した時の立ち直り方、これらをきちんと丁寧に指導していく。指導と言うより、寄り添いながら支援していき獲得させる。そういう積み重ねで生徒が将来、「仕事を通じて社会を創り上げる」責任世代になってくれるよう義務教育で育てなければならないということを追加しました。それが延いては、明確な方向性のない離職に歯止めをかけると期待します。
統計によると、企業種別・規模別に分析した離職理由と不足した人材育成過程からは、学校教育におけるキャリア教育での学習不足も要因に含まれると私は考えています。企業による分析結果でのメンタリングサポート不足は、すなわち「乗り越え方」の育成に当たると考え、それは「課題対応能力」を育てていなかったのではないかと。また、医療業界で実働負荷が離職の原因だと言われれば、それはストレスマネジメントの育成不足ではないか。つまり、「将来の切り拓き方」すなわち「キャリアプランニング力」の基礎を学校で身に付けさせる必要があると分析できます。勿論これは義務教育だけの問題ではなく広く、小中高校で考えていく必要があります。現在はその突破口として「キャリアパスポート」が存在するのかもしれませんが、活用方法が不明確な部分もあり、物理的な不具合が起きている段階ではないかと思います。

それはさておき、待ったなしの中学校3年間では、教材を工夫し学級活動で進路指導や討論を柱とした中央委員会などの生徒会活動、或いは、学校行事で人との繋がりや人を頼ることを、実感を伴って体験させることが重要になります。ところが、毎日の生徒指導や教科指導、部活動などに忙殺されると、適切な教材の準備もままなりませんので、そこで活用していただきたいのが当センター経由の「よのなか教室」になります。美々津中学校では、すでに2学期に計画を希望されていますので安心しております。
美々津中研修の後半では、当センターのスタッフが「よのなか先生役」と「ファシリテーター役」で実演し、続きを2名の先生に体験していただきました。今回は、お二人の先生方ともにファシリテーター役をしていただきました。「4つの力」のうちの1つを、よのなか先生役のスタッフが説明し、それに対してファシリテーター役の先生が相槌や「引き出し方」を演習するというものです。その後交代し、「4つの力」のもう一つの部分を次の先生に演じていただくという研修としました。

どちらの先生もさすがに日常的に多様な生徒に対応しておられるだけあって、的確な切り返しをされていました。ファシリテーションは日常の教科授業で巧みに利用してこそ、よのなか教室で初対面の方と出会っても引き出しに困ることは無くなると思います。

美々津中学校の先生方、キャリア教育に熱い関心をもって研修に臨んでいただき本当にありがとうございました。2学期を楽しみにしております。
続いて、翌日の大王谷学園初等部での職員研修になります。こちらもテーマが「ファシリテーション」という位置づけですが、どうしてもキャリア教育とファシリテーションの関係について基本的な部分をお話しないとその重要性が伝わりにくいので、前半部分で日向市が取り組むキャリア教育についてお話しました。最後のアンケートに、日向市のキャリア教育の取組は「理解している」という回答もありましたのでほっとしました。私の話が不要だったということではなく、ベースを揃えるという意味合いがあります。小中学校は教職員の異動が大きいので、それぞれの先生方の基礎は揃っていません。ですから、何回お話しても良いのですが、充実していくと今度は学校内での共有がしっかりとなされていくので、「理解している」が増加してくることを願っています。

基本的なことは、これまでの職員研修会のブログでも書きましたので省略します。ここからは後半の演習の部分についてお伝えします。

まず、例のように当センタースタッフが実演をしました。私同様、お話するたびに改善点が盛り込まれるので、益々磨きがかかったファシリテーション術になりました。大事なことは、「児童とのパイプ役」になることです。講師が話す業界用語や大人の言葉を児童用に「翻訳」することがファシリテーターには求められます。翻訳という言い換えをしないと、子どもは「遠い大人の話」で飽きてしまいますし、ファシリテーターではなくただの進行役になってしまいます。
また、少し難しい話になったと思ったら、そこは子どもにとっては大変難しい話になるので、それを「言い換え」てみたり、ファシリテーター自身がすかさず講師に質問して見せるという小技が入るとさらに児童生徒の集中は切れません。
そういう実演を経て、次に先生2名にファシリテーター役として登場していただきました。

一人目の先生は、台本を越えてご自分の言葉で講師に問いかけるように話したり、最後に翻訳したりされていましたので、日常的にファシリテーションに気を付けながら授業実践をされていることが伺えました。

2人目の先生も「翻訳」がお上手で、さらに講師の話のあとに自分自身の経験をさりげなく持ち込まれることで児童は内容を深く理解することができるだろうとこちらが参考になりました。お二人の先生、積極的にご登場いただきありがとうございました。
研修後のアンケートでは「今日の演習で直感的に体験できたので日常の学習に生かしていきたい」や「講師の説明を子ども向けに言い換える『翻訳者』になれるようにしたい」、「よのなか教室は複雑な連絡や準備を必要とせず気軽に問い合わせることで学習が成立するので今後活用したい」など大変積極的にキャリア教育を推進していこうとする先生方の熱い想いを感じ取ることができました。
大王谷学園初等部では、毎年「キャリア教育フェスタ」を開催し、地域コーディネーターをうまく活用した出前授業や仕事に焦点化した学習内容で授業を構成したりされています。そこへよのなか教室が加われば鬼に金棒で、「社会で自分を見失わない大人」への「軸」を獲得させる教育ができるのではないでしょうか。2学期以降のキャリア教育の推進を応援したいと思います。
大王谷学園初等部の先生方、研修への熱心なご参加をありがとうございました。
2026.07.30
先日の熊本地震につきましては、被災者の方に心よりお見舞い申し上げます。前回10年前の大地震の時も大変な災害で私もボランティアの一人として阿蘇地方に向かったことを鮮烈に覚えています。今回また被害に遭われ、酷暑の時期の災害は本当に辛いものだと他人ごとではありません。今なお助けを求める人が一刻も早く救出されることを願います。
さて、本日は7月冒頭に実施されました日向中学校でのよのなか教室に駆けつけてくださったよのなか先生を詳しく紹介します。
本日は、中村眞税理士事務所の中村眞様です。中村さんの人生グラフも変化の大きい波がありました。部活動で活躍された時期や、大学卒業後の税理士試験への数度に渡るトライなど大変ご苦労されたことが伝わりました。一つの試験に5年以上チャレンジするというのは並大抵のことではないと想像します。私も歳取ってからいくつかの検定試験を受けてみたのですが、2回で一旦休止状態に陥っています。単なる根性だけでは済まない前を向く力がそこには必要でしょう。後ほど掘り下げたいと思います。
そもそも中村さんが税理士を目指されたのは、インターシップがきっかけだったそうです。大学でのインターンシップで税理士事務所で体験されたのです。私も教育実習を通して教育への道が確かなものに拓かれたので、やはりインターンシップは大切だと感じます。ということは中学生版のインターンシップすなわち「よのなか挑戦」も大変意味ある体験活動であることが証明されます。もっとも中学生の場合は、そのねらいを就職へ直結させている訳ではなく、基礎的・汎用的能力を獲得してもらうことが大きな目的なので意味合いは異なりますが、それでも就職は「よのなか挑戦がきっかけでした」という方もおられるので、大切な学びであることには違いありません。
その苦難の、そして憧れの税理士になっても仕事がないというのはどういう状態なのか、業界の異なる私には分かりませんでした。事務所を開いても仕事がないのでは収入に直結するので大変だったことと思います。そこからどう突破されたのでしょうか。
その後、10年の時を経てやっと仕事が軌道に乗るのですから、大変なお仕事だと思います。私の知り合いに宮崎市の税理士がいますが、複雑な税の納入に関して適切にアドバイスをしていただき無事完了することができました。大勢のスタッフと協働での突破力を見た気がします。我々の身の回りに近いが近寄って欲しくないような…そんな複雑な税に関するお仕事を中村さんも長年に渡って乗り越えて来られたことになります。

イベント参加
さて、そんなご苦労をされた中村さんの考えになる「4つの力」についてお伝えします。
まず一つ目の「相手を尊重し、社会を理解する力」については、「職場ではチーム制をとっており、新入社員教育や、仕事の進捗の管理、事務所全体の問題点の共有を図るようにしています。」とチームで仕事をすることの重要性を訴えられました。チーム毎のリーダーとマネージャー、そしてそれらを2年ごとに再編成しなおし活性化を図るということだそうです。それほどに、チームで個々が相手の立場や考え方を尊重できるように気を遣われているということが分かりました。過去の経験から学んだということでした。
2つ目の「自分を正しく知り、コントロールする力」については、「職場において『こころの通信簿』と『職人手帖』と呼んでいるものを採用されているそうです。「こころの通信簿」では360度評価という自分自身の評価と周り社員からの評価を数値化して良いものと改善していくべきものを「見える化」するそうです。また、「職人手帖」では、実際の業務内容を細かく洗い出し、自分が何ができていないのかを見える化するそうです。これもまた、チームがお互いのことをよく理解するツールになるのだと思いました。

3つ目の「課題を見極め、解決の工夫をする力」として、「仕事で困ったことがあったときは、まず原因を考え、どうすれば良くなるかを工夫する」のだそうです。仕事のやり方を見直したり、必要な情報を整理したりして、より早く正確にできるよう改善していくことを信条にされていますから、難しいお仕事も客観的な原因分析によって課題克服ができるのだと分かりました。
最後に「働く意義を知り、将来を切り拓く力」としては、「その仕事を通して、お客さんから喜んでもらったり、社会の一員であるという喜びを得るというやりがいを得るという事が重要になってくる」と仰います。収入だけではないお客の喜びを共有したところに自分たちの成長があるということなのですね。また、将来を切り拓くためには、①自分の長所や課題を理解する、②将来の夢や目標を考える、③目標達成のために計画を立てる、④学ぶことの意義を理解し、自分の夢や目標に向かって主体的に行動できるという4点を挙げられ、生徒への大切なメッセージとなりました。

チームで仕事をする!
学習全体のまとめとして中村さんが生徒に話しかけられたのは、「自分で考えて行動すること」と「人を大切にすること」だと言われます。勉強や部活動、友達との関わりの中で、うまくいくこともあれば失敗することもあるので、失敗を恐れずに挑戦し、人として大きく成長する。それだけに「やってみよう」という気持ちを大切にして欲しいということでした。また、周りの人へのあいさつや感謝の言葉。さらに、毎日少しずつ自分で決めたことを続けてみる。そういう小さな積み重ねが、将来の大きな自信につながるので、一日一日を前向きに過ごして欲しいと熱いメッセージを残されました。
日々の業務で大変お忙しい中に、日向中学校生のために準備と当日学習を引き受けていただき本当にありがとうございました。
2026.07.28
学校は先週から夏休みに入りました。そして先生方は研修会が始まります。ということで、先週は2校に呼んでいただきましたので、まとめて報告します。

まず日向中学校では、「キャリア教育の基本とファシリテーション」のテーマでの研修になります。ファシリテーションとは聞きなれない方もおられるかもしれません。「会議や話し合いなどの活動がスムーズに進むよう、中立な立場で参加者の意見を引き出し、整理し、合意へと導くサポート手法のこと」になります。以前からまとめ役、ここでは教師ということにしましょう、この役目ではサポートに徹することが学習が運ぶと言われていました。とは言うものの、私自身は強引に舵取りを行い、引っ張っていったことも多々あります。実はそれでうまくいったと勘違いしていたのだと、今思えば反省しきりです。

さて、そのファシリテーションですが、基本的な立場は「社会と生徒を繋ぐ『翻訳者』になる」とうまくいきます。大人や社会の業界用語というのは、とかく難しい場合が多いものです。中学生とはいえ、分かっているようで理解していない場合もありますから、簡単に言い換えて「つまり、学校生活で言うと○○のことだね。」と落とし込むことで、その内容を自分事として捉えてくれるます。学校のように対象となる生徒が多い場合は、意見が出た場合に、すぐに1対1の対応をせずに、その意見をほかの生徒に振ってみることが重要です。「今の〇〇さんの意見を君はどう思ったかな?」などのように広げたり、ペアワークさせてみることで生徒の学びが広がっていきます。また急に指名されてもなかなか答えられそうにないという場合は、ちょっと時間を取って「30秒間隣の人と話し合ってごらん。」と言い「それをメモしておいて。」と指示することで発表しやすくなります。あくまでもファシリテーターは「黒子」に徹することが大切です。

このような理論的なお話をさせていただきました。その上で、当センターの職員で実演をしました。いつも「よのなか教室」の冒頭で示している「人生グラフ」の部分と、その後の「4つの力」の1つの場面について実施しました。
それを受けて、先生2名に代表で出ていただき、演習を行いました。プレゼンテーション画面にセリフが簡単に書いてあるとはいえ、流石に先生です。その内容を膨らませて見事に「よのなか先生役」と担任の「ファシリテーション役」を演じていただきました。ファシリテーションは、引っ張り出すのではなく、引き出すというところがポイントです。私も笑福亭鶴瓶さんや阿川佐和子さんから勉強したいと思います。また、これは学校現場でのみ有効なのではなく、どの会社、事業所でも、延いては家庭でも大変有効なので、試してみてはいかがでしょうか。
日向中学校の先生方、ご熱心に研修に取り組んでいただき本当にありがとうございました。
続いて、翌日の寺迫小学校では、先日の細島小学校同様に「エピソードシートを活用したキャリア教育」というテーマで研修を実施しました。内容は細島小学校とほぼ同じですが、エピソードシートを活用しても「よのなか教室」に近い学習効果を上げることができるという点を強調しました。

まず、導入では「今日のエピソードシートに出ている人は、皆さんが知っている○○をする人だよ。」と児童の生活との共通点を提示することで、児童が学習へスムーズに入り込むことができます。そのあとの展開は、「エピソードシート」にある登場人物の「仕事のやりがい」「苦労」「仕事の社会的役割」についてじっくりと読み取ります。そこから「なぜ諦めずに挑戦したのだろう?」という問いで、グループ討論を経て仕事への思いを共有し、対話的な深い学びへ導きます。そして最後に「今日の話をヒントに、これからの自分の生活にどう活かすか。」という自分軸とつなげて将来の希望(仕事)を考えてみます。こうした自己の生き方でまとめると、自分とは遠い世界のストーリーで終わらず今日からの自分の行動指針へと繋がります。

当日の研修では、実際に先生方にエピソードシートの読み取りを経験していただき、自分の学級でどう生かせばよいのかを考える機会になったのであれば幸いです。
最後には、私の好きなテレビ番組の一つである「世界に開け!ひみつのドアーズ」を紹介しました。番組では、世界の小さな村から日本に向けて出荷されている農産物(ゴマ)が出てきます。放送ではその後どうやって私たちの手元にやって来るのかは出ませんから、私が調べた流通過程を紹介しました。そこには、実に何十もの仕事が積み重なって私たちの手元に届き、それらの職業名を提示することで実感を伴って世界が仕事で繋がっていることが見えてきます。

仕事(役割)を通して自分のキャリアを積み重ねていくのは、児童生徒だけのことではなく、大人である私たちの生き方そのものになることを、キャリア教育の視点によって見せつけられることを感じます。
寺迫小学校の先生方はエピソードシートを大変細かいところまで読み取っていただきました。そして熱いグループワークも行っていただき本当にありがとうございました。
研修を通して先生方に学んでいただいていますが、一番学んでいるのは私自身ではないかと思っています。今週も研修が続きますので、自分のためだと思い頑張りたいと思います。
2026.07.23
先週、平岩小中学校9年生にて伊久良さんの後、5校時に芥川彩様をお招きし、よのなか教室が実施されました。私は同時進行で大王谷学園で授業を行っておりましたので、事前打合せと報告によりお伝えします。
芥川さんというより「あやべこ」さんと言えば皆さんご存知ではないでしょうか。この↓キャラクターグッズで有名なデザイナーです。

<無断転載はお控えください>
今回は、中心となるショップが道の駅にあるということで近い平岩小中学校の9年生の学習をお願いしました。

芥川さんの人生グラフ
中学1年の時にソフトボールに目覚め、実力ナンバー1の投手を目指し日々練習に打ち込まれたようです。初めはルールも知らなかったという方が最終的にはソフトボールで大学まで進学されることになるのですから、あの村上和雄氏の「『スイッチオン』の目覚める遺伝子」のことを思い出してしまいました。人間は「思い込む」ことによってまだ使われていない遺伝子が目覚め活動を始めるという脳科学のお話です。まさに、芥川さんは、自分の遺伝子を目覚めさせられたのだと思います。
今のお仕事は、先ほどの通りデザイナーとしてご活躍されています。オリジナルグッズの販売が中心となります。以前、私は失礼ながら芥川さんのことを存じ上げず、道の駅で「かわいいな」と思い、ハンカチを購入した思い出があります。日向道の駅だけでなく、駅の売店や宮崎空港、西都原、青島、鵜戸神宮などにもグッズは置いてあるそうです。また県外でも鹿児島や東京でも販売しているということで、「あやべこ」さんの語る「おひさまフレンズ」では「太陽がある限りみんな繋がってる。」というそのままなのですね。
さらに、企画コラボとして、焼酎や祭りイベントにてデザインが活用されています。今年の日向ひょっとこ祭りのデザインもあやべこさんの手によるものとなります。宮交バスの100周年記念でもデザインが使用されているとのことですから、バスに目を凝らして見てみたいと思います。

現在は土日限定で、道の駅では「AYABECO CAFÉ GALLERY」として軽食も出されているようです。そんな多方面にご活躍の芥川さんですから、ここまでの道のりでは乗り越えるために必要な人間力として以下の「4つの力」を提示していただきました。
1つ目に「相手を尊重し社会を理解する力」として「自分から挨拶すること」「笑顔でいること」です。これは芥川さん自ら実践されていることがお話してよく分かります。
2つ目に「自分を正しく知りコントロールする力」として「自己分析すること」「好きを見つけること」「前向きな考え方を知ること」です。芥川さんの人生グラフでは、子どもだんが誕生した後に仕事をどうするか考え、そこで「自己分析」されています。「自分は何がしたいのか」「自分は何ができるか」と、問い直した結果にこのデザインの道が拓かれたということになります。こういう冷静な自己管理・自己認識という分析力が大切なのですね。
3つ目に「課題を見極め解決の工夫をする力」では「聞く力」をストレートに挙げられました。「人の意見を聞くことで、自分では気付かなかった原因や解決方法が見つかることがある」と言われます。まさに私自身にも当てはまることなので肝に銘じたいと思います。
最後に「働く意義を知り、将来を切り拓く力」として「まず自分を『知る』こと」を提示されました。これは自己分析に繋がることだと思いますが、「自分を知った上で、世の中では自分がどの分野であれば役に立てるのかから考えていくのが良い」とアドバイスをいただきました。小中学生にはイラストレーター・デザイナーに憧れる子どもは多いと思いますが、こうして実際にデザインの世界で活躍されている方がこの日向におられ、その仕事の過程について学べるということは大変幸せなことだと思います。

最後に芥川さんは、「笑顔の意識」「好きを見つけて」「世界は広い」「夢中を探す」という4つの視点を生徒へ投げかけられました。ぜひ生徒の皆さんは胸に刻んで前に進んで欲しいと思います。デザインのお仕事に加え多方面で多忙な中、平岩小中学校にお出でいただき本当にありがとうございました。
【日向市キャリア教育支援センターから読者の皆様へお願いです】
いつもメッセージを読んでくださりありがとうございます。
このブログ及びLINEでは、普段のSNSなどでは言えない「ここだけの本音」や「ちょっとディープなお話」を特別にお届けしています。そのため、配信した内容はブログやSNSへ載せない(転載・拡散しない)のはもちろん「日常のちょっとしたお喋りでも『秘密』に格下げしておいてもらえると嬉しいです。
登録やブックマークしていただいている皆さんに、これからも濃いお話をしていきたいと思っていますので、秘密基地のような感覚でこっそり楽しんでください。
2026.07.22
先週、大王谷学園7年生の「よのなか挑戦」事前学習へ行ってまいりました。学期末も迫り何かと慌ただしい状況の中で、視聴覚室に学年が集合しての一斉学習となりました。これまでの事前学習の改善点を盛り込んだ内容にしましたが、それでも時間内に収まるか不安をかかえたままの実施となりました。

中等部校章
いざ始まってみると7年生の反応がよく、遠い後方の生徒もよく挙手し発言してくれたので嬉しくなり余計に進行が遅れたのかもしれません。
「うどんセット800円」から経費や儲けをどのように考えるかという「問い」を設定しました。生産者の立場で考えるという視点を学んで欲しかったので前半にそのような学習を位置付けました。活発に「税金」「給料」などと発言してくれます。どうしてもただ説明、通過するだけの講話形式では深まりが浅かろうと考え、対話的に進めました。その結果やはり時間不足になってきました。
それでも「山本由伸選手のボールをキャッチした青年」の映像や、課題対応能力・人間関係形成能力に関する動画は視聴して欲しかったので時間オーバーになりながらも見てもらいました。
今回は十分に準備をしたものの、学習形式との兼ね合いから削除するべき部分について検討が不十分だったことを反省しました。帰りがけには新たに「よのなか教室事前学習」の依頼も受けましたので、方向性は違うものの1クラス単位という設定の状況から、しっかりと学習できるのではないかと次回頑張ります。

アンケートでは「試してみることに失敗はない」という話に共感してくれた生徒が多かったです。また、生徒の感想に次のようなものがありました。「今回の前半の話では、失敗することを恐れてはいけないこと・よのなか挑戦の具体的な目的などがわかり、後半の話では社会の一員であることや大切なマナーについての説明が印象に残った。だから、2学期のよのなか挑戦のときは今回の講話で言われたことを意識して、体験を通じて色々学びたいと思った。」
大王谷学園7年生の皆さん、9月の社会体験学習「よのなか挑戦」をぜひ実りある活動にしてもらいたいと思います。我々も熱心な学習態度の生徒たちの期待に応えられるように頑張ります。

*<今回は一人での参加になり画像は一枚のみになりました>
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0982-57-3522
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