Hyuga City Career Education Support Center
2026.01.29
昨日、細島小学校の5・6年生を対象によのなか教室が行われました。5・6年生31名が3つのグループに分かれて3名の講師の先生から話を聞く学習を見学しました。
初めに、東郷メディキット(株)の関本菜々葉様の教室を見学しました。細島小出身の関本さんの仕事は、子どもたちに分かり易いように医療機器を作っていると話されました。その後、詳しく担当の説明をされ、血液検査などで使用する針先にある穴を検査する仕事だということでした。一日に3交代で9人が4万本を製造しているとのことで、関本さんはその針穴に異常がないか、欠陥がないかを検査するとの話に、子どもたちから驚きの声が上がりました。関本さんはソフトボールをしていた時にけがをして、病院で医療従事者の仕事を見て将来この道に進みたいというきっかけになったということでした。それで、子どもたちには、自分の好きなことをしていると将来の仕事につながるきっかけが見つかると思うので、好きなことを続けるようにしてもらいたいとメッセージを送られました。


2人目は、(株)江川商店の江川昌利様の教室に行きました。江川さんも細島小出身で親の代から継いだ仕事をするようになり、現在は、スーパーや学校に食材やお酒などを卸しているそうです。お客さんから「ありがとう」の声を聞くと嬉しくなり、また、お店の人にレシピにある小麦粉はこれを使うといいですよと勧め、その商品が売り上げを伸ばした時にやりがいを感じるとのことでした。細島は地域の人が地域のために行動している町だということで、人と人が繋がっていると自分自身もしっかりしなくてはと「シャキッとなる」と地元愛を語っていただきました。子どもたちへは、「スマホなどですぐに検索できる時代だけど、自分の頭で考える習慣をつけるといいですよ。」とアドバイスをしてくださり、『14歳からの哲学』という面白そうな本も紹介していただきました。


3人目は、日知屋東幼稚園教諭の髙舘隼仁様の教室を見学しました。この仕事をされるきっかけは、ご自身が保育園児の頃に男の先生がいて、その先生ならではの男の子に対する遊び方が気に入っていて、自分も将来そういう存在になりたいと子どもながらに思っていたそうですから、キャリア形成は相当早かったことが伺えました。仕事を通じて、同僚の先生たちや保護者の皆さんに話をする機会が多くなり、自分の自信にもつながっているとのことでした。また、保育士と幼稚園教諭の両方の資格をもっていることが進路選択では有効だという資格取得の効果についても話していただきました。日常の仕事の対象は小さな子どもたちなので、園内のあらゆる施設や道具については、子ども目線で細かいところまで観察しないと怪我につながるため、そういう点検は大変だというお話もありました。細島小の児童へは、自分から手を挙げ、話を聞くなど毎日続ける「継続する力」の重要性をメッセージとして送られました。


最後の全体まとめの会では、2名の児童が感想を発表し、「栄養士になりたいので、今日習った粘り強さを持ち続けたいと思います。」、「スポーツで監督におこられることがありましたが、ずっと続けていくことの大切さが分かりました。」と本日の講師の先生方の思いが伝わっている感想でした。
細島小の児童の皆さんに寄り添う3人の講師の方々のお話は、子どもたちの将来につながる深いお話だったと思います。こういう働く大人の話は何回聞いても、自分の生き方のアドバイスとなるいくつかのポイントがありますので、次の学年になっても、中学生になっても引き続き出会えると良い刺激を受けられると思います。
♬荒ぶる鳥辺の島すぎて まがつ海の魔 鎮もらせ♬
福岡県柳川市出身の北原白秋が作詞した同校校歌は、私が勤めていた頃も子どもたちは学校帰りに皆で大きな声で歌っていました。ことあるごとに校歌が歌われ、PTAの飲み会でも必ず肩を組んで大合唱となっていました。その校歌を歌っていた子どもたちも今や五十代へ突入しています。それぞれの子どもたちがそれぞれの時代を生き抜き、キャリアを重ねて今がある訳です。これからの多様性が大きく開かれた時代を自分らしく生きていくために、日向の大人の皆様が手を差し伸べていただいていることに深く感謝いたします。
3名の講師の先生方本当にありがとうございました。
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