Hyuga City Career Education Support Center
2026.01.22
20日(火)大王谷学園に愛媛県西条市議会の皆様が視察訪問に来られました。
研修会では、まず大王谷学園飯干校長先生より、小中一貫教育におけるキャリア教育についての説明がなされました。当時は、学校の荒れ、社会へはばたく生徒、土台作りの教育、学校外の人材の活用、学ぶ機会の拡充という多くの課題を抱えた中で、「よのなか挑戦」「よのなか教室」を中心活動としたキャリア教育への取組がスタートしたという説明でした。具体的に初等部、中等部でのそれぞれの活動をプレゼンテーションで分かり易く説明していただきましたので、初めて日向市に来られた方々も理解できたのではないかと思いました。

続いて、私が日向市のキャリア教育のあゆみと現在の方向性について説明いたしました。平成25年に私が現在いるキャリア教育支援センターが開所したこと、翌年から「よのなか教室」が始まったこと、教職員や事業所の皆さんへの研修会も実施され、中学2年生の生徒全員に「日向市のいろんな産業・会社・仕事」という事業所の活躍が分かり易いガイドブックが毎年配布されるようになったことなどをお話しました。また、増元事務局長から「キャリア教育通信」(年2回、児童生徒家庭に配布)を資料として本市の取組の経過と現状について紹介してもらいました。併せて、椎葉コーディネーターから、市内中学校区ごとに委嘱された地域コーディネーターが調整を図る「出前授業」や学校での活動について説明してもらいました。

このような日向市の手厚いキャリア教育の取組は、訪問された皆様には新鮮であったようで、その後たくさんの質問を受けました。1「事業所を登録する際の留意点は?」「まずは日向市のキャリア教育について理解を促すことです。」2「商工会議所に登録のない事業所の登用は?」「地域コーディネーターからのアプローチになります。」3「キャリア教育をすれば就職を目指す子どもは日向市を選択するのか?」「直接そこを目指しているのではなく、まずは本人らしい生き方の教育です。その上で、将来のセカンド、サードキャリアで日向市を思い浮かべてくれるようにしていきたいです。」など、予定の時間を越えて活発な協議を行いました。
とかく視察訪問となると、こちらの取組をさも先進地のごときスタンスで紹介してしまうことがありますが、受ける私共が勉強になることが多いものです。実際に今回も、鋭い質問を受けながら、本市のキャリア教育の中心を明確にしなければならないと感じたところでした。取組の一丁目一番地は何なのか、一言で言える。これが大切だと思います。どんな取組でも中心に据える一言は、根幹の部分を表す理念であるからです。「本人らしい生き方を実現する教育です。」と一言で表せると、学校も児童生徒も保護者、地域も、「キャリア教育というけれど、一体何に取り組んでいるのか分からない」ということが無くなり、そこから広がることに繋がります。だからこそ、あらゆる角度から一人一人にキャリア(立場や役割の連鎖)という肉付けを学校の内外から行い、形づくっていくという営みを行っています。
先月の熊本県芦北町教育委員会の皆様の時もそうですが、視察訪問はそういう意味で、改めて自分たちが核心を理解しているかが明確になりとても勉強になります。西条市の皆様、ご訪問いただきまことにありがとうございました。西条市には名水百選の自噴井「うちぬき」があり、私も過去に登山をした百名山の石鎚山がそびえ、10月に行われる西条秋祭りには百数十台の屋台が練り歩くということが市のHPから分かりました。また一つ、訪れたい「気になるまち」ができました。
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