日向市キャリア教育支援センター ブログ

2025.10.28

財光寺南小学校5年生よのなか教室

  27日(月)午前、財光寺南小学校5年生にてよのなか教室の講話がありました。1コマだけ参観しましたので1組を見学させていただきました。講師は日向市観光協会の立石一真様です。「ふるさとの日向市について知る~日向市の魅力を再発見しよう~」と題して、①日向市の地理と歴史 ②日向市の観光資源 ③日向市の魅力 という3つの観点からお話をしていただきました。

 事前に子ども達にもプレゼンテーションの資料が配布され、ただ話を聞くだけでなく、用意された資料の中のワークシートには空白が設けてあり記入できるように工夫されていたので、子ども達も聞き漏らすまいと真剣に記述していました。

 お話からは私も知らないことが随分あったので新鮮な驚きでした。1500万年前の火山噴火で日向の地形はできたこと、29000年前にはこの地に人が住んでいた(貝塚の発見)という記録が残っていることなど大変勉強になりました。 また、観光資源のお話では、細島灯台を取り上げられました。別名は「恋する灯台」だそうです。111日(土)にはこの灯台でイベントがあるから来てほしいとしっかりアピールもありました。さらに、細島の原田一郎という方が「クルスの海」とネーミングされ、商工会議所青年部が「願いが叶う」をプラスして、「願いが叶うクルスの海」が誕生したという秘話は感慨深かったです。

 この後、クラスの代表の4人が自分たちで作ったプレゼンテーションを発表しました。大御神社、クルスの海やお倉ヶ浜について丁寧に調べたことを分かりやすく発表してくれました。立石さんもこの4人の発表はよく調べていると褒めておられました。立石さんのまとめの話では、自分は地域のために役に立ちたいと考え観光PRを仕事にしようと思ったと、社会貢献することの大切さを児童に伝えておられました。質疑応答の時間には、児童から「スケートボードの建設計画はあるのか」と質問され、「需要があれば計画があるかもしれません。市長には伝えておきます。」ということでした。

 私は若い頃からよく北への旅をしていました。やはり南国育ちということで雪への憧れがあったのではないかと思います。それは社会人になってからも継続し、冬山にも通い続けていました。よく北アルプスへ出かけていたのですが白馬村は何度もベースにしました。山を核にした観光のまちづくりを見るにつけ、わが日向も海を中心にした観光という点ではポテンシャルが高いといつも思っていました。アウトドアに限定して日向圏域として考えれば、海、山、川、岩(北方)、雪(五ヶ瀬)を手の届くところに備えている日向はかなり魅力的な町だと確信している自分がすっかり学習者になってしまったと思える立石さんの講話でした。

 日向市の観光の最前線で奮闘されている方の話は説得力がありました。子ども達は観光資源のPRという仕事で自分の社会貢献を果たされている方がいるという発見と日向の魅力の再確認に触れられて、本当によのなか教室はいいなあと気持ちよく財光寺南小を後にしました。

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