日向市キャリア教育支援センター ブログ

2025.10.20

オーロラ~五感を働かせて

 土曜・日曜、市内では運動会を実施した小学校がありました。天気も何とか持ち良かったです。お疲れさまでした。   

 今月からキャリア教育支援センターに着任しまして、初日から各方面へご挨拶に伺わせていただいております。よのなか先生による児童生徒への授業やよのなか挑戦での調整が多いことから事業所のみならず学校へのご挨拶も行っています。その学校というもの、長年勤めてまいりまして職業的な勘といいますか、動物的なアンテナといいますか、正門を入った途端に何かしらの空気を感じ取ります。「ウン?ここは穏やかな時間が流れている。」とか「おや?何だろう、この清涼感は。」 はたまた、「正常な“学習音“が聞こえて頼もしい。」などと良い気分になります。これまで伺った学校ではそのような空気といいますか、心地よい波動を感じさせていただきました。まだ自分には感じる五感がいくらか残っているという確認もなりました。(笑)

 

アラスカ、氷点下25度の極寒の夜更けに寒さ対策で地面の雪をキュッキュッと踏みしめながらずっと全天を見回していると東の空高くから非常に薄い緑色の雲が動き始めます。その雲が渦を巻き始め龍のように高く登り始めたので、もしやと設置したカメラのモニターを見ると、鮮やかな緑、青、赤の雲がうごめいているのです。そうです。オーロラです。今度は西の空で渦巻き始めました。そして次は真上で。冬のアラスカのロッジ横の雪原で夜中に一人、空を見上げ宇宙と大自然の営みを体全体で感じる幸福感に浸る時間でした。長時間見上げすぎて首が痛くなるのも忘れて…。

  

 

 オーロラの仕組みは科学的には、太陽から放出されるプラズマ(電気を帯びた粒子)が地球の極地で、酸素や窒素などと衝突して発光する現象となるのでしょうが、夜空を見上げてそれをどう感じるのかは人それぞれです。私も初めて見た時にはカメラのモニター(デジタルには色が鮮明に映し出される)で確証を得た訳ですが、慣れてくれば白い雲を見てもその動きからオーロラと判断できるようになってきます。発光(反応)が強い場合は肉眼で様々な色が見えますが、それが弱いと薄い雲に見えます。古来、北極圏のネイティブの人々やオーストラリア大陸のアボリジナルの人々など大地で暮らす人々は星座や夜空での現象でさえも暮らしに適切に取り入れながら生活していきました。現代社会は光を制御できる時代にはなってきてはいますが、それを含めてもさらに五感を研ぎ澄ませた暮らしをしていきたいと思っています。 

 と偉そうなことを言っておりますが、私は孫の不意打ちの気配は感じ取ることができずにやられっぱなしの爺さんであります。先日の保育園での運動会ではこの一年の成長を感じることができました。保育園では日常的に食事の世話から排泄の習慣まで人として成長する基本的な行動に直接お世話をしていただき、先生方に心より感謝しております。市内幾つかの保育所(園)にはキャリア教育の一環としての「よのなか挑戦」でもお世話になっています。子どもが成長するにつれて解き放ってあげるのが親の役目ではありますが、成長の過程はしっかりと見届け、五感を働かせながら時には軌道修正を確認する役割は祖父としても必要だと感じているところです。

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