Hyuga City Career Education Support Center
2025.10.08
10月2日(木)に日知屋東小学校4年生のよのなか教室に参加させていただきました。
日知屋東小の4年生は「環境学習」を実施しています。そこで今回は、企業がどのようにしてごみの減量化に取り組んでいるのかを知りたいとの課題設定から、よのなか先生を招いての学習ということになりました。
〇 食品ゴミの削減では、まずはプラスティックを減らす取組をしている。リターナブル(繰り返し)コンテナとしてイオンでは「マイバスケット」を販売している。
→ これは破損した場合、なんと、サービスセンターにて無償で交換できるのだそうです。
〇 2023年度にお客様がレジ袋を辞退した結果、約33億枚で約4609万円(1枚3円~30円)になる。
→ これだけでも結構な利益になるなあと思ったら、このレジ袋代金は県に寄贈しているそうです。
〇 イオン日向店において、お客様のエコバッグ使用率は79%で県全体としては77%になるので日向地区は県平均より高い。
→ つまり日向地区は環境への関心が高いことが伺えます。
「みなさんの家庭でリサイクルするのはまだ難しいので、ゴミをいかに出さないようにするかを考えて買い物をするようにしてほしいです。『もったいない』という言葉は日本にしかないと教えてくれた方がいました。また、「物には魂が宿る」という昔の人の教えもあります。「混ぜればゴミ、分ければ資源」です!
◇ 講話が終わった後の質疑応答の時間です。
Q イオン日向店ではゴミは1日にどのくらい出ますか?
A 日向店一店舗での総数は把握していないので調べてきます。(と宿題になりました)
Q 一番処理しにくいゴミは何ですか?
A 液体です。焼却に10時間くらいかかります。
Q イオンで回収したゴミの中で一番多い種類は何ですか?
A 産廃ゴミです。汚れたプラスティックゴミが一番多いのです。肉が入っていた袋など、わざわざ洗わないからです。
【感想】
まず、よのなか先生の宮田さんの熱量が凄いです。この講話が全ての5年生に浸透するように3クラスに別々に話をしてくださったのです。つまり授業を3回することになります。そしてその期待に応えてくれたのが日知屋東小5年生の児童でした。プレゼンテーションに食い入り、要点を逃すまいとメモしていきました。彼らの吸収力を証明するのが、上記のような質問の質です。授業の目的にある「ごみを減らすための知識や技能を身に付けるとともに、よりよい環境作りについての関心を高めることができる」ということが子ども達の中に形作られていったのではないかと確信しました。
宮田さんは、ただ紹介するだけではなく、「大分店に研修に行きました。」「分からないので調べてきます。」と、ご自分が現在も学習している、分からないことは調べる、と学ぶ姿勢も見せていただきました。
長野県白馬村に「白馬47スキー場」があります。ここのブログに以前こんなことが書かれていました。「スキースクールスタッフが生徒になり上手な先生からレッスンを受けていました。教わる気持ちと教える気持ちの両方が分かって初めて先生ですよね」と。この言葉にまだ現役の教師であった私はハッとさせられました。まさに、宮田さんはそのような先生でした。
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